HIROKI YAGI

  • イラスト

ウェブサイト

https://hirokiyagi.com/

作品

CV

1991年 出生。新潟県長岡市出身。
2014年 横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業
2017年 横浜国立大学大学院環境情報学府情報メディア環境学専攻修了

〈展示歴〉
2023年 ARTE LAGUNA PRIZE 17th Edition ファイナリスト展 (ヴェネツィア)
2023年 「HOME SWEET HOME」at SICF24(東京)
2023年 「HOME SWEET HOME」at 大湯アートフェスFLOU (新潟)

〈受賞歴〉
2022年 第221回 The Choice 入選
2022年 第222回 The Choice 最終選考
2022年 第224回 The Choice 最終選考
2023年 ARTE LAGUNA PRIZE 17th Edition ファイナリスト
2023年 第18回TIS公募 銅賞

ステートメント・PR

〈制作する上で大事にしていること〉
私は人の感情を動かすということがアートやクリエイティブにおける一つの重要な機能であると考えています。
その上で、自身の作品においては唯一つの感情を想起させるようなものではなく、
複数の感情を想起させるような作品を制作するように心掛けています。

なぜなら、例えば
初めての一人暮らしで期待と不安を同時に抱く時のような、
恋人に裏切られてしまい愛情のあまり憎しみを抱く時のような、
そんな一つの感情では表せられない複雑な心の状態に人間ならではの魅力を感じ、
自身の作品もそんな複雑な感情を体験させるようなものでありたいと考えているからです。

中でも特に、ユーモア(面白さ)と哀愁(切なさ, 物悲しさ)をテーマに
面白いけどどこか切ない、物悲しいけど何故か笑える、ように感じられる作品を意図して制作を行なっています。

〈今回の作品について〉
今回応募する作品は、家の中で目にする何気ない光景をモチーフにしたデジタル絵画の作品群です。(掲載画像はその内の3点)
これらの作品では、ありきたりな日常の光景(中でも特にキッチンや風呂の絵のように静物画的な光景)を、
如何に情緒的に見せるかを一つのテーマとして制作を行いました。
その上で制作にあたっては、モチーフを彩度とコントラストの強いタッチで描くことで、
日常的な光景でありながらどこか非日常的でドラマチックな印象の漂う画面になるよう意識しました。
また作品タイトルには単純にその光景を指し示す言葉ではなく、
その光景の背景に潜むシチュエーションや感情をユーモアを交えて表現するような言葉を選びました。
そうすることによって、描かれた光景にストーリーやメッセージを付与し、
一見すると普通の日常の光景をどこか感傷的で、それでいてユーモラスに感じられるよう意図しました。
※WEBサイトに同じシリーズのその他の作品も載せているのでご覧下さい。

作品タイトル
「担当者不在」「まだとべる」「蘇生」
PC : 画面左より
SP : 画面上より

実行委員コメント

メタセコイア23展示にご参加、ありがとうございました。パキッとした気持ちの良いタッチのイラストで生活のちょっと生々しいところを描くのが面白いです。流しに溜まった皿にけして丁寧とは言えない生活っぷりが見えたり、そんな残念感も愛おしく見入ってしまいます。メタセコイアでは、まだまだ活動を始めたばかりのYAGIさんが、いきなり手練れたちの中に入ってアタフタしたかも知れませんが、この経験はきっとこれからのYAGIさんの活動に活かされるはず。どんどん飛躍していってください!

美術解説するぞー 鈴木博文 審査員コメント

ユニークな画風がとても魅力的だと思います。モチーフやコンセプト次第でさらに面白くなりそうです。

久岡崇裕 審査員コメント

サッポロ黒ラベルの空き缶がアイコニックで、思わず目を留めてしましました。 リアルさと違和感のあいだで、いろんな感情を刺激してくれるような、独特のバランス感覚を感じます。YAGIさんにこれからも、見たことがあるようで見たことのない日常を描いてほしいです。

花岡・山根シボル 審査員コメント

何ひとつギャグを描いていないのに、全体に笑いの空気が満ちているような気がするのが不思議。少しでも触れたら溢れそうな、表面張力のようにとどまるユーモアさがオシャレでいいです。

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