中島貴恵

  • クラフト
  • 絵画

作品

CV

1986年 神奈川県出身
2009年 東京造形大学造形学部デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 卒業

<グループ展>
2021年・2022年 ギャラリー枝香庵 ウインターフェスタ

他、イベント出展、オーダーメイド制作など活動中

ステートメント・PR

羊毛を使い、ニードルフェルトという技法で布に絵を描いています。
私はこの技法の作品を「フェルト絵」と呼んでいます。
フェルト絵の創作で心がけているのは、羊毛の質感と発色を活かすことと、日常の中に散らばっている「なんかちょっといいな」「今日はいい日だな」と感じる瞬間や感覚を落とし込むことです。

今回応募した作品は、過去に制作した2点と、物語が繋がるように新たに制作した1点です。夏の記憶から拾い上げたモチーフや景色を形にしました。

作品1:スイカ
(2021年 50mm×50mm)
タカラモノをそっとしまうように、手のひらに乗るくらいのサイズでモチーフを描きました。

作品2:スイカバー・スイッチ
(2021年 120mm×170mm)
家の近所で、スイカ型アイスを食べながら自転車に乗るビジネスマン風の男性とすれ違ったことがあります。
仕事を終えたご褒美、はたまた、もう一踏ん張りするためのスイッチだったのか。
その姿が忘れられなくて描きました。

作品3:それぞれのひととき
(2023年 170mm×120mm)
たとえば公園の中などで、人々が思い思いに過ごしている。お互いのことを知っているわけではなく、それぞれの時間を過ごしている。
けれど、知らず知らずのうちにお互いの景色の一部になっている。別々の人生のある日ある時、みんなが一つの風景になっている。
そんな様子を眺めるのが好きです。

実行委員コメント

ニードルフェルトという素材を使って、手芸の技法で絵を描かれているという中島さん。インスタグラムを拝見しましたが、掌に乗るぐらいの小さな作品がとても愛おしく、可愛さ満点です。お花や動物の作品もいいですが、なかでも「おどること」や「なわとび」など、人物の動きが楽しい作品がよりいいと思いました。このシリーズ増やして欲しい!

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