矢野かおる

  • インスタレーション
  • 音楽

作品

CV

「矢野かおる」とは、小栗舞花・鈴木南音・熊谷ひろたかの3人からなる、現代音楽(作曲)、社会学(会話分析)、現代演劇(舞台演出)の分野で活動する3人を中心とした分野横断型アーティストグループ。
主に舞台芸術作品を共創し、発表する。
2023年には、現代音楽作品「訥」を制作。声にならない声を、「音」として捉え、排除されてしまった人々の言葉を舞台上に音楽として体現させた。

https://drive.google.com/file/d/1Tgmz4Bu9-7h71VWfWdV5SOHPSi6PeJ_v/view?usp=sharing
(参考資料:過去作品「訥」譜面)

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小栗舞花
国立音楽大学作曲専修首席卒業、同大学大学院修士課程修了。
音楽創作家。Group Creativity研究。第11回JFC作曲賞。暗闇・小さな音を軸に、アフォーダンスの集積のような音楽舞台作品を作っている。

鈴木南音
芸術社会学者(Ph.D.)。千葉大学人文公共学府博士後期課程/日本学術振興会 特別研究員(DC2)。
パフォーミングアーツの創作現場をフィールドに、エスノメソドロジー・会話分析の方法を用いて、芸術家の知覚がいかに相互行為の中で達成されるのかを明らかにしている。

熊谷ひろたか
舞台演出家。慶應義塾大学政策メディア研究科修了。演劇ユニット平成レトロ主宰。古典作品を中心に演劇を儀式的なものとして捉え舞台に立ち上げる。

ステートメント・PR

《足の裏で音楽を聴く》は、分野横断型アーティストグループ「矢野かおる」によって現在進行形で試作が重ねられているプロジェクトです。

作曲家のポーリン・オリヴェロスは、《ソニック・メディテーション》(1974)の中に次の作品を残しました。

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Native
Take a walk at night. Walk so silently that the bottoms of your feet become ears.
(訳: 夜、散歩をする。足の裏が耳になるくらいとてもゆっくりと歩く。)
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わたしたちは、この作品を実践し、その後、耳になった足の裏で聴く音楽を試作しました。
触覚のドラマとも呼べるようなオブジェクトの配置と、それに加えて歩行者の身体や歩き方でも変わる質感。
このプロジェクトは、歩くことによる聴取体験の他、作品をみんなで作ってみるワークショップのようなスタイル、展示(視覚から触覚の時間体験を想像する)、サウンドエデュケーションとしての教育プログラムなど、多岐にわたる可能性が残されています。

コロナ禍を経て「触れる」ことの価値が再発見され始めた今、改めて触覚と、触覚に連動する五感 / イマジネーションを掘り起こす体験を立ち上げていきます。

実行委員コメント

ASMRの様な心地よさも感じられるインタラクティブアート。少し残念だったのは動画が短く、十分に作品を吟味できなかったかなという印象です。web上でのプレゼンの場になるので、動画作品を作るくらいの気概でこの音楽作品をアーカイブできたらさらに良かったと思います。

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