LAYLA

  • インスタレーション
  • ミクストメディア

ウェブサイト

https://layla-sato.format.com

作品

CV

2012年 京都市立芸術大学美術学部美術研究科修士課程 修了

京都銀行美術支援制度選抜作家 / 2012年
第30回上野の森美術館大賞展 入選/ 上野の森美術館 / 東京 / 2012年
第38回春季創画展 入選 / 京都市美術館 / 京都 / 2012年
第39回創画展 入選 / 京都市美術館 / 京都 / 2012年
札幌JRタワーアートプラネッツグランプリ 優秀賞 / 2013年 /JR タワープラニスホール / 札幌
三菱商事アートゲートプログラム 入選 / 東京 / 2014年
個展「地面」/ 夷川サローネ / 京都 / 2021年
第14回紙のアートフェスティバル 大賞 / 個展「私の足元にある地面」/ ふじ・紙のアートミュージアム / 静岡 / 2022年
SICF24 出展 / ワコールアートセンター・スパイラルホール / 東京 / 2023年

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ほんとの私ってなんだろう
私が感じるほんとのリアルってなんだろう
私はどことなくそれを置いて来ながら大人になり生きてきてしまった
創作は、自分のリアリティを探しそれを具現化していく唯一の方法論だ

私の足元にあるぐちゃぐちゃの地面に光が反射しキラキラしていた
そこに実際に立っているのだから絶対に実態があるものなのに、描くという行為で捉えようとすると、光の反射や風、雨などの影響で表面の様相を追いかけるほど捉えどころがないという矛盾がある
その矛盾を身体的な描くという行為で一枚の画面にしようすると、スケッチブックの上に葛藤や混乱、摩擦が生まれる
描いていた景色を消し、変わってしまった景色をまた上から描き重ね、レイヤーになり奥行きが立ち現れてくる

その奥行きを内省的な風景へと具現化することを試みている
乾いた紙同士を再度濡らせば繊維同士が絡み合い増殖できるという特性から、楮という紙の繊維を用い自ら紙を漉く
その上にどこまでも繋がっていく「地面」を、スケッチを元に引っ掻くような筆圧で何層にも写していく

ときに写していたものを破いたりぐちゃぐちゃにしコラージュする
その行為は心がひりひりする
自分の手で写して破いてちぎって
ぐちゃぐちゃにして
そこにまた繊維を重ね丁寧に貼り合わせ、描いていく

その行為を経て、立ち現れてくるリアリティを伴った奥行きのある風景を探したい

実行委員コメント

とてもダイナミックなインスタレーション。作家自ら紙を漉き、破ったり、丸めたり、貼り合わせたりして形がどんどん変容していく様を空間で見せていく、という解釈でいいでしょうか?写真で見てもそのサイズ感に圧倒されます。各地でワークショップや展示をされておられる様子をインスタで拝見しました。どこかでリアルな作品を拝見したいと思いました。

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