森本真緒

  • 絵画

作品

CV

令和5年3月 熊本デザイン専門学校グラフィックデザイン科 卒業
令和5年4月 大津町役場 肥後おおづ観光協会 地域おこし協力隊 デザイナー
役場のデザイナーとして観光パンフレット、ポスター、イベントのデザイン等を行っています。

今回の制作物は熊本デザイン専門学校の卒業制作で優秀賞をいただくこともできました。
制作に木炭を用いた理由は、始めてワークショップで木炭で描いた時、出せる黒のバリエーションの多さに感動したからです。この画材なら私が表現したいことをきちんと形にできると考えたので木炭を用いてます。
この木炭画制作は私のライフワークにしていきたいと考えておりその一歩として今回応募しました。

今回載せきれなかった分の作品はインスタグラムの方に全て載せています。リンクが上手くはれなかった時のためにユーザーネームを載せておきます。
【morimoto_07_ma】
で検索お願いします。

ステートメント・PR

今回、他者理解の難しさをテーマに、木炭画52点を制作しました。
他者を理解するということは「自分と他の人間は全く別の考えを持つ人間である」ということを理解していないと難しいと考えます。
しかし、人は自分を基準に物事を考えがちになってしまい、つい自分と他の人間はどこか同じ考えを持っている。と思ってしまうのも事実です。実際に他の人間と考えが似ることがあっても、それはその人のごく一部でしかないのです。
真の他者理解とは、同じ考えの人間は一人もいない。ということを理解し、互いの意見を受け入れ、違いを認め、その違いの複雑さから「本当の意味で他者を理解するということは難しいことだ」と認めることだと思います。
そのことを踏まえて、他者への理解を促す方法として、私は内面の可視化を提案します。
前提として他者理解とは、人の外側だけを知って理解した気になるのは間違いだと感じます。まず内面の複雑さ、多様さを知りそこから始めて理解への一歩が踏み出されます。しかし、人の内面というのは目に見えず、自分でさえも理解が難しかったり、普段出している外側とのギャップに悩まされる部分でもあります。
そこで「普段見えない人の内面の気持ちを木炭画を用いてっ目に見える形に描きおこす」ことで、人の内面というものの複雑多岐に渡る様子をわかりやすく表し、そして、人の内面というのは想像以上に鬱々としたものだ。ということを表現したいと思いました。
※この作品は、対象となる人物にヒアリングし、その内面にある気持ちを表現しようと試みたものです。

実行委員コメント

木炭画52点!なかなかのボリュームです。インスタグラムで全作品見せてもらいました。「普段見えない人の内面の気持ちを木炭画を用いて、目に見える形に描きおこす」というアイデアからこれだけのバリエーションを作り出せる想像力が素晴らしいです。「対象となる人物にヒアリングして、その内面を表現しようと試みた」とありますが、これだけて多面的なものを木炭で表現できるんだとびっくりしました。

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