酢田こいち

  • 絵画

ウェブサイト

https://art-japan-suda.com

作品

CV

活動歴

2021年 桜美林大学卒業

赤坂 BAR山崎文庫 「真夏の夜の夢」展

古民家ギャラリープライベイトあおいうにアンデパンダン展

銀座 アートストンギャラリー「みんなでアートフェス!」展

Shuto Minami  メイクアップ、モデル撮影協力

2022年

曳舟 Gallery hydrangea 「散る頃に」

曳舟 Gallery hydrangea 「ヴァニタスの寓話」

ギャラリー国立 「The circle」

京都ギャラリー小さいおうちグループ展

千葉鋸山アートフェア選抜展

2023年

東京都昭島市芸術家公募展選抜

昭島中央ロータリー卓話ご依頼「日本画の歴史、生活に関わる日本画」

ギャラリー龍屋ZEROTEN大阪 

デザインフェスタvol.57

千葉レストランザ・フィッシュ 小作品展

阿佐ヶ谷ギャラリー白線 公開クロッキー会開催

ギャラリー龍屋ZEROTEN愛知 


8月以降予定

8月ホテルグランドニッコー台場 Daiba Art Vacance展
10月ギャラリーHANA下北沢個展(10/26~10/31)
11月AHA展(ジャスマック八雲)

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⚪︎主な制作のテーマ
女性のひとりの生き物としての強さと周辺の世界を表現します。

血が通い、生きて動いている女性の内面容姿とも多様な表現をするため

雰囲気はあまり統一していません。
美しく儚い崇拝される女神のような部分を強く押し出す作品もあれば
生々しさを感じる魔女のような部分を押し出す場合もあり

不思議の国のアリスや、戯曲のサロメの物語をなぞったファンタジー色の強い作品もあります。

どんな雰囲気の作品でも、全ての作品に登場する女性には
どんな生い立ちでどんな性格で、なぜ作品のシーンになったのかなど背景、物語が必ずあるようにしています。

たとえモデルがいなくても、つくっているときは彼女たちが本当にいるかのように扱います。
女優さんのように、そのシーン(作品)で綺麗に、良く写って欲しいという気持ちで描いています。
私が素敵だと思っているのは、人生の重みある女性たちだからです。


⚪︎画材や意図
主な画材は和紙に木製パネル、岩絵具、水干絵の具ですが、挑戦として紅茶やコーヒーを使うこともあります。


「日本画×西洋」
日本と西洋の美術の関係は、お互いがお互いに影響しあってきた歴史を持っています。
日本からは浮世絵などが西洋に影響を与えてジャポニズムという流行が生まれたり、
逆に明治時代に西洋から影響を受けて日本美術が発展したりといった部分です。

そんな歴史を前提に考えると、
日本画ももっと西洋と混ざって濃い作品があっても良いのではと考えました。
この考え方から、画材として紅茶を取り入れたり、肌の色が濃いアフリカ系女性やバレエ、
西洋のファッションをメインモチーフに作品制作をしています。

世界中の情報を見ることができる今、肌の色が濃い人たちの文化やファッションを素敵だと感じて作品にすることは、
感覚として、明治時代に西洋から運ばれてきたものたちに影響を受けた日本人とほとんど同じだと考えています。
濃い肌色も、黄色がかった肌色も、それぞれ生きている美しさがあり、魅力を感じているから描いています。



⚪︎なぜ日本画で制作するのか

技法への興味の部分と画材の特徴で選んだ部分があります。
技法は、過去にそれぞれの流派で行われてきた技法で、
現在の私の価値観で作品を作ったらどうなるのかと興味が湧いたことが理由の一つとしてあります。

画材の特徴で選んだ部分は

岩絵具が難しく面白い画材であること
女性の肌を描くのに非常にマッチしていたこと
主にこの2つです。

純粋に岩絵具の難しさに楽しさを感じて研究したいという気持ちから制作が始まりました。
今、アプリなどの発達でツルツルの肌が美しいとされていますが、私はそうは思えません。
人間には毛穴があって、たまにポツポツとおうとつがあります。
写真のようなリアルさではなく、岩絵具絵で肌の感じや雰囲気を出せたら、と思い岩絵具を選んでいます。
また、アフリカ系の黒人女性を描く際にも岩絵具はとても合っています。
まだまだ研究しながらですが、濃い肌色の女性たちはコスメ動画などで肌の艶を消すことが多く、
この艶消しと岩絵具の艶のない感じが当てはまっています。



日本画は基礎部分のみ学んだ後は、活動年数3年目現在まで独学で制作し、画材研究をしながら進んでいます。
現在の課題は躍動感で、西洋のダンスに多く含まれる要素を日本画でどのように表現するかを制作の中で模索しています。
日本画の繊細で作品の中の空気を感じさせるような表現と、西洋的なダイナミックさや大きな体の動き、スピード感を掛け合わせたいと考えています。




「今後してみたいこと」
今現在は自分個人の感情や愛しいと思うものから女性の強さを軸に作品として制作していますが、
より表現の幅を広げたいと思っており、
クライアントワークや作品のアパレル展開などもより積極的にしていきたいと考えています。
現在は比較的簡単にできるサービスを利用していますが、
もう少し先に進んで、たとえばTシャツのための作品(立体になる服だからこそできるデザインや表現などを盛り込む)などを作ってみたいと考えています。


また、レストランなどである「料理とお酒のマッチング」のような提案もしていきたいと考えています。
芸術作品も作者やアートを知っている人が作る「絵画とインテリアのマッチング」や「絵画とファッション」「立体作品と壁紙」など、
作品と何かと合わせてパッケージング、鑑賞してもらう体験などがあると面白いのではと考えています。

実行委員コメント

和紙をベースにいろんな画材や紅茶なども使って、女性をテーマに絵画を制作する前田さん。タッチやスタイルはさまざまですが、エゴンシーレだったり、ムーランルージュ風であったり、どこか西洋風のエレガンスを感じる作品たちですね。ステイトメントにもある通り、「料理とお酒」「絵画とインテリア」などのマッチングも画策されておられるとのこと。自分の作品を通じていろんなオシャレなコラボができるといいですね。

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