作品



1977 東京生まれ
2000 武蔵野美術大学 卒業
2005 Royal College of Art, MA 修了
2007 Cite Internationale des Arts 滞在
2011 中国美術学院 中国国費奨学生
<活動歴>
2022 アート花見会Vol.7 SAKURA展 (3.25-4.9) MDP GALLERY(東京)
IAG Artist’s Small Works 自由学園明日館 講堂(東京)
コノヨノアートマーケット KONOYO.NET(東京)
10x15の世界コンテスト展 車屋美術館(栃木)
2021 Art of Giving Vol.6 MDP GALLERY(東京)
第30回 紙わざ大賞展 特殊東海製紙Pam(静岡)
萱アートコンペ2021 坂井銘醸 酛蔵/昭和蔵(長野)
minimum view SPACE M(東京)
ギャラリーへ行こう2021 数寄和(東京)
真鶴アート提灯プロジェクト コミュニティ真鶴(神奈川)
River TV Play Delivery展 MDP GALLERY(東京)
2020 Art of Giving Vol.5 MDP GALLERY(東京)
#Art Goes On Exhibition Session 1 PLANT/ART Lab OMM(大阪)
第8回 富弘美術館 詩画の公募展(群馬)
French Cheese Walk in 中目黒 x 企業コラボ東京プロジェクトMDP GALLERY(東京)
命展 長亭ギャラリー(東京)
萱アートコンペ2020 坂井銘醸 酛蔵/昭和蔵(長野)
5000展 長亭ギャラリー(東京)
ギャラリーへ行こう2020 数寄和(東京)
「STAY HOME, YOUR HOME」artsticker.app(東京)
#ART GOES ON artgoeson.net(大阪)
アート花見会Vol.5 SAKURA展 MDP GALLERY(東京)
田中七星展 立ち飛ぶ山の羊と降雨濃霧 SPACE M(東京)
ubisum by ubies Asian Review Tournament http://ubisum.ubies.net(大阪)
New Year Anniversary展 MDP GALLERY(東京)
ポコラートvol.9 全国公募展 アーツ千代田 3331(東京)
<受賞歴>
2021 第30回 紙わざ大賞展 特殊東海製紙Pam 入選
2020 第8回富弘美術館詩画の公募展 審査委員長特別 入選
命展 長亭ギャラリー 入選
2019 第6回 蔵と現代美術展 入選
第7回富弘美術館詩画の公募展 審査委員長特別 入選
2018 第9回 1000の小箱展「Nitto」賞
萱アートコンペ2018「FLAT FILE」賞
IAG AWARD 2018 池袋アートギャザリング 入選
2017 ポコラートvol.7 堀浩哉賞
亀山トリエンナーレ 出展ノミネート
アートハウスおやべ現代造形展 入選
2016 ShareArt Award 2016 入選
Monster Exhibition 2016 入選
ポコラートvol.6 入選
2015 宮本三郎記念賞
大野城まどかぴあアートビエンナーレ2015 入選
ポコラートvol.5 入選
美術新人賞デビュー2015 入選
2013 ワンダーシード2013 入選
2010 “世紀のダ・ヴィンチを探せ!” 国際アートトリエンナーレ2010 大賞
2009 ワンダーシード2009 入選
カラーイメージングコンテスト2009 佳作
2008 群馬青年ビエンナーレ2008 入選
カラーイメージングコンテスト2008 入選
2007 カラーイメージングコンテスト2007 特選
2006 武蔵野美術大学パリ賞
第20回 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ 入選
2005 AOI Images 30 - The best of British contemporary illustration 06 入選
SHIELA ROBINSON Memorial Prize-for the best use of drawing
WWF (世界自然保護機構) graphic T-shirt Competition 1st prize
The Man Group portfolio Prize 2005 3rd prize
2004 The Man Group portfolio Prize 2004 3rd prize
2003 UNIQLO graphic T-shirt Competition 入賞
<パブリックコレクション>
感覚ミュージアム
小松市立宮本三郎美術館
大阪芸術大学
Les Arts Decoratifs / Musee de la Publicite
<私の制作の中心であるドローイングについて>
ドローイングは自己の創作活動の源泉であり、その役割はひとつではない。ある時は、最終目的に向かうための初期ラフスケッチ(イメージに焦点を合わせる作業)であり、その行為自体が作家としてのトレーニングとなる。ある時は、実体として掴む事のできない毎日の中で、自己の感情や記憶や言葉を「せん、いろ、かたち」として吐き出す手記の様なものであり、多くの場合スケッチブックワークとして反映される。またある時は、絵を創画するための下絵としてではなく、それ自体で自立した(心技体の乖離を許さない状態)作品としてのドローイングとなる。さらに、ドローイング「絵を描く」という具体的行為として大きく捉えれば、専門的な言葉を知らなかった幼年期、紙とクレヨンを片手にすでに始まっていた事なのかもしれない。いずれにせよ、描衝動の冷めないうちに、現実と想像の狭間で遊戯し「即興的速写」を起こせば、思わず小躍りせずにはいられない。
■ 作者が「ドローイング」と呼ぶこれらの作品は、初期衝動のままに描き始めるラフスケッチのようなものとは違い、入念に何度も描き重ね、塗り重ねられた痕跡が感じられる重厚なもの。色やパターン、コラージュ的要素も感じられ、画像だけではこの作品がどのようにして描かれているのか想像がつきませんでした。先日ART GOES ONで作品を拝見しましたが、作品の上からさらにドローイングされた線を丁寧に切り抜き、重ねられているのを見て驚きました。小さな作品でありましたた、その中にも絵を描く執念のようなものまで感じとことができました。2000年代から数多くのアワードを獲得されている田中さん、今後の活躍も楽しみです。100号ぐらいのでかい作品をみてみたいです。
■ 東京、ロンドン、パリ、中国と4つの国でアートを勉強してきた田中さん。ARTGOESONでもずっと追いかけさせていただきましたが、何枚もの紙にドローイングをしてそれを切り重ねていく独特のコラージュ感から放たれる高揚感。そして、フリースタイルのバンドセッションが、やがて変則的に近寄ったり離れたりしながら最後に幾重もの音を奏でるようなジャムセッションを感じる作品です。