海と梨

  • パフォーマンス
  • 絵画

作品

CV

2019
「海と梨」結成
2020
rooms41 EMERGING企画の初代第一合格者に選ばれ、新宿住友ビルにてブース内壁画制作
2021
神戸のstudio_93にて初の個展開催(Leon art jeweley+海と梨 絵画展)
2022
・クリエイティブの祭典「NEW ENERGY ZERO」にて「海と梨」時任海斗、時任梨乃2人展を開催。
・ロックバンドOh No Darkness!!の「胸いっぱいの愛を」MVに映像作品(Painting)を提供。
・NEWoMan新宿、NEWoMan横浜ウィンドウ、初の合同アート展示企画「海と梨による絵画作品と詩の2部作展示」を開催。
・新宿伊勢丹でライブペイントを行う。
・枚方 T サイトでライブペイントを行う。
・雑誌AERA 22.12.5 No.51にて海と梨のインタビュー記事1pが掲載。
2023
・渋谷パルコで行われた「NEW ENERGY 神出鬼没」のキービジュアルを担 当し 、イベント内でダンサーとの共同パフォーマンス「 無重力の庭 」を行う 。
・音楽イベント「星導夜」(枚方総合文化芸術センター)でライブペイントを行う。

ステートメント・PR

「海と梨」は時任海斗と時任梨乃の二人の画家によるアートユニット。
同時に筆をとり、同じ画面に即興的に描くスタイルで絵画を制作する。
アトリエでの絵画制作や映像表現に加えて、ダンサーやギタリスト、詩の朗読やバン
ド演奏と組み合わせたライブパフォーマンスも行ってきた。
どのような絵を描くか事前には決めず、即興的に二人で描き進め、四角い画面の中で
創造と破壊を繰り返しながらひとつの美を目指していく。
それは効率が最優先される社会への抵抗であり、平和への祈りを込めた表現でもある。
異なる感性を持つ二人はお互いにコントロールできない存在であり、相手が自分の計
画を壊してしまうこともある。しかし絵を描くときはそれを受け入れるということの
みが、二人の中での決め事となっている。
アクシデントやコントロールできない不自由さは効率が優先される合わせず、社会で
は排除されがちで、それらは人を不安にさせるが、時には想定を超えた景色に連れて
行ってくれることがある。
様々な表現者と即興的な共同パフォーマンスを行ってきたのも、そのような理由から
である。
自分と異なること、他者、自己、アクシデント、未知の存在や場所の全てを飲み込み、
予定調和を超えた、想像可能な範囲の外側の領域にある美を探求したい。


「ひとりで描いていると、自分の想像を超えるものがなかなか生まれてこない時もあります。
でも2人でひとつのキャンバスに描いていくと、お互いコントロールできない存在なので、思いもよらないことや偶発的なことが起こるんです」(海斗)

「2人で作品を描くのはあてのない旅のようなもの。でも、からなずひとつの調和に向かっていきます。そのプロセスも好きですね。流れを信頼して今を楽しみたいですね。」(梨乃)

実行委員コメント

メタセコイア23展示にご参加、ありがとうございました。2人で一斉に一つの作品を制作することで、他者を受け入れ、自分の意思以外のものを包括しながら作成される絵画は、「自由さ」と「優しさ」みたいなものを感じる、なんとも言えない独特な魅力があります。特にライブペインティングは、制作過程でどんどん表情を変え、いつみても楽しめる面白さがあります。絵を描く道具を普段はお客さんに選んでもらうことで、場を取り込み、制作に観客も巻き込むスタイルだそうですが、今回は靱公園で拾った木の枝や石を織り交ぜて、メタセコイアならではのライブペイントも行っていただきありがとうございます!たくさんの方々を魅了してくださいました。

笹貫淳子 審査員コメント

活動は知っていたが今回初めて作品やコンセプトを向き合わせていただき、心に響いた。即興性で出てきた作品は偶然の産物ではなく、二人の信頼感とクリエイティブの世界観が分かち合えているからこそ。完成した作品からその良き頃合いの着地点と走り切った後の息遣いが聞こえるようだ。原画を観たい。

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