YuDai

  • 絵画
  • レコメンド栗原里菜

作品

CV

最終学歴
京都芸術大学 通信教育部芸術学部芸術教養学科 在学中

出展歴
2021 IIME FUKURAME 松坂屋名古屋店
2021 artglorieux Selection Part Ⅰ
2022 artglorieux Selection Part Ⅱ

受賞歴
2021 IIME FUKURAME in Nagoya 入選
2021 Liquitex THE CHALLENGE 入選

ステートメント・PR

高校1年生のとき、ラグビーの試合中にタックルで倒されて脳に損傷を負いました。入院中に意識が戻ると突然絵を描きたくなり、退院後から絵を描くようになりました。後遺症があるために、勉強やスポーツが全くできなくなり絶望していましたが、絵を描くことで精神的に救われました。
リハビリと気分転換を兼ねて動物園に行くと、動物が懸命に生きようとする姿勢から無限のエネルギーを感じるようになり、それを絵で表現しています。
モチーフの動物の多くは、動物園で生まれて動物園で育っているので、野生の生活を知りません。そのため野生の動物よりも、とてもキレイな顔をしていて、優しい目をしています。
作品の技法は、アクリル絵の具に絵の具と同じ位の量のモデリングペーストを混ぜ合わせて、それをペインティングナイフを使って厚く盛り上げて塗っています。
筆を使って塗った場合とは違い、動物の力強さや荒々しさが表現できます。
この作品の魅力は、赤色、青色、黄色を基本として描いているため、色のバランスが良く、力強い色彩で動物の生命力の強さとかっこよさ、そして優しい目を持つ動物の温かさを表現しているところです。また、色を混ぜずキャンバスにのせているため、色が鮮やかで力強く、迫力があることも魅力の1つになっていると思います。また、キャンバスの側面にも延長して描くことで作品が立体的に見えるようにしました。
この作品は見る人によって赤色、青色、黄色の捉え方が違い、絵から受ける印象が人それぞれで全く違うものになります。

審査員コメント(栗原里菜レコメンド)

生命力溢れる色彩が、目に飛び込んで来ました。メタセコイア・アートフェアの会場は、大阪市の中心部に位置する「うつぼ公園」に面しています。「この場所でフェアをする意味」を考えたとき、YuDaiさんの作品はとても相性が良いな、と思い選出させていただきました。突然、都会の真ん中の公園に、虎や像が現れたら……? “都会のヒト”と“動物”との対比や、“公園(=野生でない自然)”と“動物園の動物”の類似という、新たな意味や解釈を引き出せるのではないかと思います。作品そのものも素敵ですが、作品×場所の組み合わせで、より魅力を放つ可能性を感じました。

実行委員コメント

もっと作品が観たかった!インスタグラムは動物の写真ですがぜひYuDaiさんのポートフォリオにもなる絵のインスタグラムを作ってみてください。審査員・栗原里菜さんの講評にあるように、公園や野外での作品がさらに魅力を引き立てると思います。支持体の形状や材質がわからなかったのですが子供から大人まで楽しみながら鑑賞できる作風だと感じました。展示場所や作品発表の機会もギャラリーなど室内にこだわらず、外に拡張していくこともオススメします。これからも描き続けてくださいね。

Translate »