橋本仁

  • 絵画

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作品

CV

1984年 埼玉県生まれ
2011年 東京藝術大学美術学部工芸科鍛金研究室 卒業 
2014年 東京藝術大学美術学部工芸科鍛金研究室修士課程 修了

●個展
2013年 橋本仁展ー橋本曼荼羅ー(Overland Gallery, 東京)
2014年 橋本曼荼羅 あしとりんご/“Who“の肖像 ―(Overland Gallery, 東京)
2018年 Chained –連鎖のなかに(tagboat gallery, 東京)
2018年 Jin HASHIMOTO/ Memory Code【Crony Art Program】(Crony, 東京)
2019年 MEMENTO MORI(阪急MEN’S TOKYO, tagboat, 東京)
2020年 Jin Hashimoto Solo Exhibition / Memory Code(郭木生文教基金會, 台北)
2021年 橋本仁展「VIRTUS」(阪急MEN’S TOKYO, tagboat, 東京)

●グループ展
2012年 第12回 KAJIMA彫刻コンクール 入賞作品展 (鹿島KIビル・アトリウム, 東京)
2016年 第11回 TAGBOAT AWARD 入選者展(世田谷ものづくり学校 ⅡDギャラリー, 東京)
2016年 第11回日本現代藝術 Tagboat Award 特別展 (Galerie F&F,台北)
2016年 SHIBUYA STYLE vol.10 (西武百貨店渋谷店, 東京)
2017年  THE WORLD IS SQUARE, 橋本仁  /黄大维(G gallery, 台北 )
2017年  Independent New York (Ashok Jain Gallery, NY)
2018年  Code, Line, Sides (Pinacotheca gallery, Tokyo)
2018年  FORSAKING POP: A NEW ART GENERATION FROM JAPAN  (WhiteBox, NY)
2018年  ALL ART+ (Van Der Plas Gallery, NY)
2018年  青参道アートフェア 2018 
2019年 Treasure Hill Artist Village 2019 Season 4 Residency Artists Exhibition
(Treasure Hill Artist Village, 台北)
2020年  デイジーチェーントーキョーアーツアンドスペースレジデンス2020成果発表展
(トーキョーアーツアンドスペース本郷)
2021年 TAGBOAT ART SHOW (阪急MEN’S TOKYO, tagboat , 東京)
2021年 アート解放区EATS日本橋(三越前福島ビル、東京)
2022年 Tagboat Art Fair 2022
2022年 日台アーティスト交流展(仮題)(トーキョーアーツアンドスペース本郷)※予定

●公共展示 
2011年  東京都上野恩賜公園 作品設置
2012年  SAS(ストリートアートステージ)作品設置 (取手駅前、茨城)
2012年  南アフリカ共和国日本国大使館(公邸)にて展示 (現在、日立パワーアフリカ社にて展示)
2013年 大学評価・学位授与機構 エントランス、機構長室 作品設置(大学評 学位授与機構、東京)

●アーティスト イン レジデンス
2017年 PIER2 Art center(高雄, 台湾)
2017年 中之条ビエンナーレ 2017(群馬, 日本)
2019年 トレジャーヒル・アーティスト・ヴィレッジ,(台湾、台北)(トーキョーアーツアンドスペース二国間交流事業プログラム)

●受賞歴
2011年 東京都知事賞
2012年 第12回KAJIMA彫刻コンクール 奨励賞
2012年 安宅賞(東京藝術大学)
2016年 第11回TAGBOAT AWARD グランプリ
2016年 第34回三菱商事ART・GATE・PROGRAM 入賞
2017年 Independent Art Fes TAIPEI 大賞受賞

ステートメント・PR

2020年頃より世界を覆い始めたCOVID-19 に加えロシアによるウクライナ侵攻と、世界は目まぐるしく変化しているように見えます。しかし、ひとたび目線を転じればそれらは遥か昔から人類社会に向けられてきた警鐘の顕在化に過ぎないとも言えるのではないでしょうか。無論、COVID-19には死者や患者がおり、ウクライナ、ロシア双方にも戦死者が出ており、それら一つ一つの死を思えば言葉に詰まるというのが正直なところです。とはいえ、どこからともなく自分のところにやってくる情報に右往左往し、手近な損得勘定で言動を行っているばかりでは、我々人類は永遠に本質的な「愛と平和」を手にすることは叶わないでしょう。

現状を打破するために、社会には間違いなく緩やかなダウンシフトが、そして個人には生き方の再考が求められています。科学技術は今や我々の存在規模を大きく上回る発展を遂げており、その便利さと引き換えに物事はプロセスを失い、私達は世界に生きているという実感を得ることが難しくなってきました。個々の生の実感なくして集団である社会の変革を望むことは難しいでしょう。

私の作品は基本的に全て抽象作品であり、モチーフよりも、その制作する過程(プロセス)を重要視しています。上記でも触れているように、現代社会はプロセスの喪失から実感の喪失へと連鎖的に推移し、その結果、実存的感覚と当事者意識の欠乏へと至っていると考えるからです。そのために、私は鑑賞者に作品とできるだけ長く対峙してもらうことを求めます。鑑賞行為を通し作品の中にある蓄積を追ううちに作者である私を通り越し、鏡像的に現れてくる自身までをも通り越し、やがては宇宙の原初に到達するまでが鑑賞のうちと考え、そこまでの鑑賞に耐えうるよう重層的な作品を制作しています。

そうした作品との対峙はある種の実感を生み出し、その実感が他の実感へと広がることで、やがては世界を鮮やかに捉え直す機会となるでしょう。その結果「自分自身も宇宙を構成する確かな一部である」という実感の獲得に至ることこそが、自身の存在を認め、社会の在り方を再考することに繋がると私は信じています。

実行委員コメント

すでに現代美術家として数多くのアワードの獲得や国際的アートフェアへの出展、各地のレジデンスの経験もある橋本さんのメタセコイア参加、ありがたい限りです。最新の平面作品のすばらしさはもちろんですが、添付されたオブジェ「MEMORY CODE#4」の制作動画に圧倒されました。

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