いいじまれいか

  • 彫刻

作品

CV

1998年 東京都出身
2022年〜多摩美術大学 大学院美術研究科 修士課程 彫刻専攻 在籍


2018年 装飾美術担当「オープンラボ2018 Summer art trial」( アートラボ橋本/ 神奈川)
2018年 グループ展「artist as anonymous」多摩美術大学芸術祭( 多摩美術大学/ 東京)
2019年 グループ展「release」多摩美術大学芸術祭( 多摩美術大学/ 東京)
2021年 グループ展「言の葉の舞う夜に」 (gallery hydrangea/ 東京)
2021年 グループ展「食べるの神様展」 (picaresque art gallery/ 東京) 
2021年 グループ展「ART POINT Selection Ⅳ」 (gallery ART POINT/ 東京)
2021年 3 人展「bow bow」( 多摩美術大学彫刻棟ギャラリー/ 東京)
2022年 「多摩美術大学卒業制作展2022」「選抜展」 ( 多摩美術大学/ 東京)
2022年 「令和3 年第45 回東京五美術大学連合卒業・修了制作展」 ( 国立新美術館/ 東京)
2022年 多摩美術大学卒業制作優秀作品 選抜
2022年 グループ展「○○日和」( 新宿眼科画廊/ 東京)
2022年 個展「いいじまれいか First Solo Exhibition」(GALLERY AND LINKS81/ 東京)
2022年 「 池袋アートギャザリング公募展IAG AWARDS 2022 EXHIBITION」 入選 ( 東京芸術劇場/ 東京)
2022年 野外展「緑と道の美術展in黒川」(川崎市よこみね緑地/神奈川)
2023年 グループ展「AND LINKS Selection I」(GALLERY AND LINKS81/ 東京)
2023年 個展「おままごとをした日のこと」( 多摩美術大学彫刻棟ギャラリー/ 東京)

ステートメント・PR

<ステートメント>
「⼈と⾷」をテーマに彫刻作品を制作する。
「⾷」という言葉を広義に捉えた時、生まれ育った環境や様々な経験など⾃⾝の中に取り込み、自分という人間を構成するモノを「⾷べてきた」と考えられた。
そのようにして体を満たしていったモノたちはやがて少しずつ消化し、昇華され、言葉、作品、行動、手足を動かすエネルギー全てとなる。
この消化メカニズムは彫刻制作における素材転換とある種通じるところがあるのではないか。
彫刻制作とまっすぐ向き合うことで今までとは違う新たな観点でその可能性を模索していく。

<作品について>
「2人でひとつ」
写真1枚目の作品はふたつでひとつ、背中合わせで座る女の子の彫刻作品だ。モノクロの女の子と、透明の身体を通して中身の梅干しが無重力に浮く様子が見えている女の子、2人はひとつのおにぎりをイメージしている。ひとつの粘土の塊から度重なる素材転換によって2つに分かれた彼女たちは何を思って座っているのか。
いつもは見えない中身が見えた時、ものの本質を確かめたいのだ。

「みちみちの肉まん」
写真2枚目はタイトルの通り中身のみちみちに詰まった巨大肉まんだ。透明な樹脂で覆われることで中身の具材(豚、タケノコ、ネギ、椎茸)が露わになっている。

「育つ」
写真3枚目は、壁に一直線に貼られたドローイングと丸型台座に乗った5体のセラミックの人形でひとつの作品となる。5体の人形の腹部には虚を埋めるように透明樹脂が流し込まれており、そこから始まっていたり、中に入っていったりもする。育ってきた環境とこれからについて考えた作品だ。

実行委員コメント

メタセコイア23展示にご参加、ありがとうございました。色と人物をテーマにしたポップな立体表現をリアルに見せていただき、感激でした。たくさんのエレメンツをFRPの型の中に詰め込み、彫刻作品として完成させるプロセスは、思いついてもここまでカタチにすることはなかなかできないと思います。僕だったらこの重量に心が折れてしまうと思う。でもその重量も何のその。ポップでユーモアいっぱいのアートを来場者がとても楽しんでくださったのがとても良かったです。

高橋キンタロー 審査員コメント

確かな彫刻でありながらマッチョな3次元の立体概念を軽やかにスルーする。

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