前川結佳

  • 絵画

作品

CV

[Biography/Education]
1998年石川県金沢市に生まれる
2016年高校卒業後、武蔵野美術大学通信教育課程に入学
2023年武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科日本画コースに在籍
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1998 Born in Kanazawa,Japan
Musashino Art University Distance Learning program,April 2016-Current Bachelor of Arts;Japanese Painting

[Award]
2019年 星乃珈琲店絵画展 優秀賞受賞
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2019 Awarded Excellent Prize at the Hoshino Coffee Shop Art Exhibition,Japan

[Group exhibition]
2019年『妄想装画展』/ “Delusional Book Art Exhibition”,Japan
2019年『コミックアート展』/ “Comic Art Exhibition”, Japan
2019年『美人画展』 / “Beauty Painting Exhibition”, Japan
2019年『十人十色展』/ “Several men,Several mind Exhibition”, Japan
2021年『LAiR』(アーティストインレジデンス)/ “LAiR”,Artist in Residence, Japan
2022年『POWER OF ART展』/ “POWER OF ART”, Japan
2022年『国立動物園』/ “Kunitachi Zoo”, Japan
2023年『The Bigining-Chaptuer1- 』/ ’’The Begining -Chapter1-’’,Japan
2023年『滔々-tou tou-2023』/ ’’tou-tou2023’’,Japan
2023年『現代アートからのリハビリテーション23』/ ’’Rehabilitation from Contemporary Art23’’,Japan

ステートメント・PR

私の作品では私自身の内面や夢想を画面に表現しています。これは20世紀の初めにヨーロッパで展開された表現主義、そして1910年代以前に興った象徴主義を研究テーマにしています。人間の内面を絵画によって象徴的に表現しようと試みた当時の表現を基に制作を行なっています。私の作品制作のプロセスとしては自分自身の記憶を辿り、感情が動いた瞬間からひとつの場面を拾い、そして、その場面の喜怒哀楽を表現しています。表現の際に用いるモチーフは主に少年少女です。彼ら/彼女らは私自身の内面を投影した自画像と同じ意味を持っています。私の作品は空間的な要素を含まないため、平面的な画面構成とフラットな表現で成り立たせています。
また、Twitterの個人アカウントでは脳内にある場面を切り取りそれを実際に描き出すという企画を毎日のように行なっています。毎日多すぎるほどの情報をインプットしてしまう現代の環境で、私自身はどのようなことに感動したり悲しさを覚えたりしているのか、そして、それを実際に画面に落とし込んだ際にはどのような要素に置き換えて描き出そうとするのかという実験的な方法で作品を制作しています。
今回選択した3つの作品はどれもTwitterの企画でも発表(投稿)したものです。1枚目は「tears」という作品で鉛筆で紙に描いたもので、これを描いた日やその前後数日間は自身の感情がよくわからなくなっていて、悔しいのか悲しいのか、とにかく泣きたい思っているのに涙が出ずいっそのこと紙に描く彼/彼女に身代わりになってもらおうと考えたことがきっかけになり制作しました。2枚目は「see you everyone forever」という作品で死後の私自身を描こうとしたものです。光のようなものは死んだ者の象徴として私自身が意味づけをして取り入れているモチーフです。3枚目は「good bye」という作品です。これもテーマは死ですが、「see you everyone forever」よりも説明的な表現をとっています。ネガティヴなことを描くことが比較的多いのですが、生きているからこそ死の意味を考えることができるという持論のもと制作を行なっています。一般的には口に出したりしないような、または憚られる部分も私の中の内的世界だということで切り離してモチーフとして扱い、平面に表現することを試みています。
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I display my own inner and dreaming on the screen. My research focuses on Expressionism, which developed in Europe at the beginning of the 20th century, and Symbolism, which emerged before the 1910s. My work is based on the expressions of the time, which attempted to express the inner life of man symbolically thought painting. The process of creating my works is to trace my own memories, pick up a single, moment that moves me emotionally, and pleasure through the boys and girls I depict on the screen. They are all self-portraits that project my inner self. My work does not contain any spatial elements, so it is made up of flat screen compositions.

実行委員コメント

さすが武蔵美。ステイトメントがしっかり書かれていてすごいなと思いました。日本画を勉強されているみたいですが、作品はイラストレーションでの応募なんですね。3枚目の首がバッサリ切れている作品がインパクトあります。インスタグラムも同じキャラの人物画がいくつも並んでいて前川さんの個性がよく現れています。たくさんの展覧会にも参加されておられるようで今後の活躍が楽しみです。

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