松崎圭佑

  • 絵画

作品

CV

2001年生まれ 同志社大学在学中
京都や関西を中心に活動
アート自体に元々興味はなく、大学在学中に精神疾患を煩ったことをきっかけにアーティスト活動を始める。
現在は、アーティスト、起業家として幅広く活動を広げる。

個展
2022年 1月 個展「身を知る展」開催
9月 個展「迷画の名画」開催
2023年 1月 個展「Zatsuon」  開催

出展歴
2022年 6月 公募展「 メタコンセプチュアル」
9月 神大アートコレクション    
    10月 四谷アートフェスティバル 
11月 学生アートマーケット ARTAOTA
2023年 5月 サムホール公募展     
    6月 エシカルエキスポ2023 

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コンセプト
「Depersonalization」
これは松崎圭佑を大きく変えた病気の名前である。 和名は離人症。症状は自分が自分の感覚でなくなることを指す精神疾患の一つである。 これは、現代の人が多く患う可能性のある病気である。 患いやすく、治しにくい、そんな病気である。 これは「SNSの普及」「比較対象相対社会」という現代の構図の中だからこそ起こっていることである。
松崎圭佑はこの経験で「個性、自己を失うこと」を知り、苦しんだ。 その経験のもと、このテーマのマスコットである「個性消失体 Zちゃん」が誕生した。 このテーマの中表現する意味に「この現代社会の中での美を作る」ため作品を発表、展示している。
Zは顔を消すテクスチャのデフォルメからできたもの
Zはアルファベットの終わり、そして始まりを意味合いとす字として、現代の終末的な面と、原子性のある社会から由来する。
人は数字や人の見え方を気にすることで幸せになる生き物ではない。
そんな根源的な幸せを見つけることも「個性消失」をともにすることであり、
「個性消失」が救いのある現象であると提唱し、作品の中で表現する。
私の作品から個性で悩む人を減らし、より良い人の「生きる幸せ」を考える。

コンテクスト
松崎圭佑が作品の制作発表をするにあたっては、コンセプトにある通りの精神疾患「離人症」が由来する。
これはSNSや情報社会という社会性の中で起こった病気である。
これは全時代の大量生産・大量廃棄は「もの」という人間とは分けられたところで作品をアーティストたちは発表していた。
アンディ・ウォーホルが「もの」に対しての社会的文脈を作ったように、アーティストとして「ひと」への尊厳を再考していくことが私がアーティストとして活動する理由である。
アンディ・ウォーホルももちろんそうだが、ハウスラッカー社(グループ)も都市社会からくる大量生産でまちが非人間的になっていくことを同時代に発表していた通り、その時代から、中国をはじめとするアジア諸国でのウォーホルの文脈は作られ、そのアーティストによって作品として形を変えてきた。
だが、この近年で技術の進歩により、そのメッセージ性や課題感は薄れている。
その流れでこの現代において「新型コロナウイルス」などを契機に情報をSNSでとり、受発信する文化が生まれた。
SNSでは資本主義社会における「超比較性」、「個人の尊厳の希薄化」が生まれる。
メッセージとして「SNSを使うな」というわけではなく、「この現状を理解する」「社会として受容する考え方を持って欲しい」というものがある。
松崎圭佑は、そのモチーフとして直接的な人間としての材質を使うことはできないため、キャラクターの「個性消失体 Zちゃん」、油絵としての表現を中心的に構成している。
キャラクターを用いる理由はモチーフ(世界観)を作ることにあり、油絵はSNSと近しいメディウムで、「重ねて消すことができる」そこに油絵としての表現の理由がある。
これはどのような表現であっても、過去の踏襲ではなく、限りない現在が油彩の表面には現れるのである。
平面は油彩を中心的に表現し、インスタレーションや、リレーショナルアートを作り、その世界観自体の表現を松崎圭佑のアーティストとしての活動をしていく

実行委員コメント

自らの精神疾患「離人症」がきっかけとなって生まれた「個性消失体 Zちゃん」のポートレート。顔に刻まれた「Z」の文字が強いアイコンになっています。「個性消失」がテーマになったこの人物画が逆に強い個性を発揮しています.ヘンプの荒いし支持体に消え入りそうな画材で描かれていても「Z」のアイコンがあるだけで「Zちゃん」の存在感が出るというのがすごいと思います。

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