志水聡香

  • インスタレーション
  • 絵画
  • レコメンド内田ユッキ

作品

CV

大分県出身
京都造形芸術大学空間演出デザイン学科
ファッションデザインコース2年次まで
成安造形大学イラストレーション領域3年次編入卒

2008
GEISAI#11
会場一般人気投票6位

2009
Pepper's Gallery
OTHER PAINTING IV
Pepper's Project Exhibition
2人展 志水聡香「Brooch」

Pepper's Gallery
NY exhibition
Live with Animal
MONSTERILAND
東京地域主義参加

GEISAI#12
最終審査会田誠ノミネート

別府現代芸術フェスティバル2009
混浴温泉世界わくわく混浴アパートメント
滞在制作参加

2010
青山スパイラルSICF11出展

タグボート
ヤングアーティストジャパン
CASHI 松島英理香賞受賞

Lamp harajuku個展「純白ロール」

2013
玄光社illustration
第188回The Choice
有山達也審査入選

2016
玄光社illustration
第198回The Choice
大島依提亜審査入選

タグボート「Independent」
審査員特別賞
車 洋二(KURUM'ART contemporary)賞受賞

2017
朝日新聞出版
「小説トリッパー冬号」挿画掲載

2018
朝日新聞出版
「小説トリッパー春号」挿画掲載

糸島kurumian
個展「ジャムでよぶ」

大分トキハ
3人展「あたらしい竹田の暮らし展」

朝日新聞出版
「小説トリッパー夏号」挿画掲載

タグボート
IndependentTOKYO2018
第2位準グランプリ受賞

真抄洞gallery&実験室
竹田アートカルチャー2018
個展「居留守」

シェル美術賞2018入選

2019
玄光社illustration
「The Choice×melrot」コラボコンペ
長崎訓子審査入選

朝日新聞出版
「小説トリッパー春号」挿画掲載

誠文堂新光社イラストノート
第20回ノート展
松浦弥太郎審査入選

大分市アートプラザ
ピックアップアーティスト展参加

2020
第30回全日本アートサロン絵画大賞展
一点自由部門ターレンスジャパン賞 
一点入選

2021
マガザンキョウト
カルチャーイベント「ニッチとの遭遇」参加

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近年は、耐水紙とボールペンを用いた、転写作品を制作しています。原本となる絵を、インクが乾く前に、とにかく急いで、支持体となる紙に、刷り写す作業を繰り返し、カタチを紡いでいきます。乾燥と勝負のため、基本的に小さなパーツを組み合わせて画面を作りあげます。直接描いた線より、転写し、重ね、繰り返すことで、明確さが薄れていき、自分のなかの、とらえる前に、消えては浮かんでくるような線やカタチ、気持ちに、近づけることができる気がしています。

テーマは、前向きな「居留守」です。制作するうえで、自分と世間の、こうした方がいい、こうするべきだという色々に、がんじがらめになることがあります。

これくらい描いた方がいいかな、色は塗った方がいいかな、明るい色がいいかな、流行りに寄せようかな、これくらいの価格の方がいいかな、こうした方が展示しやすいかな、抽象より具象がいいかな、たくさんの色々です。

ともすれば呑み込まれてしまう、たくさんの色々を、できるかぎり見ないふりをして、そぎ落とせるだけそぎ落とし、絵のなかだけでは自由でいたいのです。

描いているモチーフは、日常、いままでの自分のすべてから、本や音、言葉、そして空想するこれから、心地好くのびのびと、浮かんでいるような、温かく穏やかでいられるものだけを意識して、構成しています。

それらのモチーフは、この世界のことでもあり、この世界があるから描いています。私はこの世界の一部であり、気にしながら、関わり合いながらも、たまには知らないふりもして、見たい景色を素直に作り出したいという気持ちで、「居留守」をテーマとし、制作をしています。

アクリル絵具、パステル、カラーペンなどを使用して、制作をすることもあります。
今回の3作品は、主に2018年以降の制作作品です。

審査員コメント(内田ユッキレコメンド)

転写の素材となっているパーツ絵の形状の1つ1つが大変好みでした。その好きなパーツたちが志水さんの瞬時の判断で増えたりかすれたり、偶然によって変化する様を目で追いかける行為はきっと鑑賞者を幸せにする事でしょう。 ステートメントの文章も好きでした「転写し、重ね、繰り返すことで、明確さが薄れていき」「居留守」の感覚も。 一刻も早く生で作品を拝見したい、寄ったり引いたりして満足するまで眺めたいです。

実行委員コメント

耐水紙とボールペンを用いた転写作品を制作する志水さん。同じモチーフを何度も何度も繰り返し描きながらそのモチーフが少しずつぼやけてくるという面白さ。小さな絵がたくさん折り重なって繰り返されて、それらが呼応して全体の雰囲気を作っていくというとても詩的でユニークなアートワークです。gallery opaltimes 内田ユッキさんレコメンド。彼女のコメントの通り、実際に作品を前に、一つ一つの絵をたどりながら物語の行方を探ってみたいと思いました。ユッキさんのギャラリーで展覧会されたら必ず観に行きたいです。

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