ウェブサイト
作品



【プロフィール】
2019年よりiPadで絵を描き始める。現在は、デザイナー、アーティスト、農民として活動中。
作品は、ポップアート、ストリートアート、ピクセルアートの分野で評価されており、SHIBUYA Pixel Art 2021では、優秀賞を受賞。
【学歴・職歴】
2007年 筑波大学大学院卒業 MBA取得
2007年 コンサルティングファーム入社
2015年 退職、ベンチャー企業設立
2019年 アーティスト活動開始
2021年 ベンチャー企業の株式売却 社長退任
2021年 東京から愛媛に移住(アーティスト、デザイナー、農民として活動)
【アーティストとしての活動履歴】
3600YAKO(三千六百鬼夜行)プロジェクト(2022)
選抜アーティストとして作品を提供
JOI ITO’S PODCAST 番組コミュニティ(2022)
所属アーティストとしてオークションの作品を提供
The Leadersコレクションとアクティビズム(2022)
ロシアのウクライナ侵攻に伴い、The Leadersコレクション(2020年にMintした各国のリーダーを描いたNFT)でPutinをBurn
「Gendai Eye」の編集者に対する呼びかけに賛同し、エピソードコメントを提供
Real Virtuality (2021)
バーチャル的なものをリアルに(物質で)表現。バーチャルとは何か、リアルとは何か、を問う。
Canvas × Graffiti(2022)
グラフィティをキャンバスに再現
Free Postcard Project(2021)
希望者に無料で絵葉書を送るプロジェクト。あまり知らない人から絵葉書をもらうと少しテンションがあがる。
北条百景(2021)
住んでいる街の景色を100枚描くプロジェクト。ポストカードにして販売中。LAのBookStoreでも販売実績あり。
NEKI Visual Identity (2021)
コワーキングスペースのロゴデザイン、ショップカード、ミューラルアート、マグカップデザイン、キャンバスメニューを制作。
【コレクションタイトル】
Are NFTs new art movement ?
【ステートメント】
■Nothing ?
Andy Warholは'There is nothing behind it.' と言った。NFTはバックエンドにブロックチェーンがある。WarholがNFTをみたら、表面的だと言うのだろうか。アートのインフラはNothingだろうか。
■Is this artwork ERC-20 or ERC-721 ?
オンチェーンのデータにフェイクは存在しない。ここに、ERC-20と書かれたNFTがある。このトークンは、ERC-20 か、それとも ERC-721か。
■What is original ?
これまでのアートやファッション、音楽などのカルチャーにおいて、コピーは悪とされてきた。ところが、NFTは逆。コピーされるほど価値が高まる。ブロックチェーンに刻まれたサインで区別し、網膜的なビジュアルは全てがコピー。オリジナルとは何か。オリジナルはどこにあるのか。
【制作背景】
NFTは、フロントのビジュアルだけにフォーカスすると楽しさが半減してしまいますが、見る側の体験としては、それがNFTであろうがなかろうがコンピュータに出力される画像に過ぎません。NFTを見るとはどういうことか。それが伝わるベストな表現方法は何か。今回、作品を制作するにあたり、とても悩みました。結論として、キャンバスはグラフィック、NFTはミニマルなテキストにしましたが、どちらも、ビジュアルをみてバックエンドにまで思考が及ぶようデザインしています。ちなみにNFTは、100%オンチェーンのテキストデータ(IPFSなどは未使用)。ContractやToken、BlockchainなどNFTの構成要素も作品の一部です。表層と深層。オンラインとオフライン。意味と無意味…鑑賞者があれこれ考えたりして作品を味わってもらえると嬉しいです。
【展示プラン】
会期中は、キャンバスを展示会場に点在させ、京町堀でのアート巡りに使ったり、NFTをオープンエディションにして鑑賞者がMINTできるサイトを設けるなど、いろいろなかたちで展開することを妄想しています。多方面のプロフェッショナルな方々とディスカッションしたいです。
とてもチャレンジングなコンセプトですね。NFTを使用して、NFTのあり方そのものを問う手法。ダミアン・ハーストが現物の作品とNFT化した作品のどちらかを購入者に選ばせた手法の様に、tsumicharaさんの作品も、まだ皆がよく分からない、判断に困ることへ問いを投げかかる作品だと思います。