庄野裕晃
フルタニタカハル
作品



【経歴】
1993年新潟県生まれ。デザイン系の専門学校を卒業後、広告代理店のデザイナー職や不動産企業のインハウスデザイナーを経験しました。2019年頃、デザイナーとしての勤務の傍らイラストの制作を本格的に開始。日々SNSに作品を投稿していく中でイラストレーターとして活躍したいという意欲が加熱し、2021年フリーランスデザイナーとしての活動を始めました。現在は拠点を東京から愛媛に移し、地方から発信を続けています。
【展示/掲載】
2019年6月 展示 @on the way coffee (東京・下北沢)
2020年7月 誠文堂新光社 イラストノート 53号『イラストレーター82人の仕事』掲載
2021年2月 グループ展参加 @Mount Tokyo(東京・駒澤大学)
2021年12月 渋谷デザイナーズマーケット ブース出展(東京・渋谷)
2022年4月 ニワサキノディポルト ブース出展(広島・福山)
【作品のコンセプト】
人間の脳に記憶された色は「記憶色」といって、私たちが実際に見た正確な色合いよりもより色鮮やかに記憶するそうです。これを初めて聞いた時、自分が絵を描く意味を見出した気がしました。
私は実際に見た景色や印象に残っている記憶をインスピレーションにして作品を作っています。とはいえ、見た景色をそのまま描くことはせず、様々な記憶の断片をパッチワークのようにつなぎあわせて一つの作品にしています。
例えば「ステンドグラスのつくる影が虹色だったなぁ」「初夏の朝日はやわらかくてあったかかったなぁ」などといった私の頭の中にある記憶を引っ張り出して、作品の光の入り方や空のグラデーションにに反映したりしています。
鮮やかで光に溢れた「記憶色」の世界観をイラストレーションを制作し、見る人の記憶に訴えかけるような作品を目指しています。皆さんの記憶の中に残る「光と影の移ろい」「空気感や温度感」をイラストレーションを通して思い出し、かけがえのない毎日過ごしてほしい。これが全ての作品に共通するコンセプトです。
作品を通し皆さんが潜在的に持っている記憶に触れられたらと思います。
【自己PR】
物心ついた時から職人気質の祖父に、「自分の得意なことを磨け」と言われてきました。そんな祖父の背中を見ながら育ってきたので、幼い時から絵が好きだった私は「絵を描く」ということが常に生活の中にありました。「絵が好きで得意」なことは私のアイデンティティのひとつです。絵が好きなのでこれからも描き続けるだろうし、決してやめることはないと思います。大好きな絵のことなら、他人に何かを言われいくら傷ついても平気です。そのくらい本気で取り組んでいます。人生をかけて一芸を磨きたいです。
都会的、シティポップなランドスケープとグラデーションが好きです。期待値高いです。
とてもセンスの良いイラストレーション、都市のパースペクティブや光といったものの捉え方がオリジナルで、それを自らの技法でスタイリッシュに仕上げる技術に長けています。インスタを拝見すると、さまざまな題材でのお仕事も軽やかにこなされている様子が伝わります。その中でこの3点の作品を選ばれたところも、このフェアで自分が表現したい意志を伝えてくれていると思います。庄野裕晃さん、フルタニタカハルさんレコメンド。ますますお仕事増えそうな方だと思います。
イラストレーターとして、とても力のある方でまだまだ進化されると感じます。