御手洗翅颺

  • イラスト
  • 絵画

作品

CV

2008年 第2回ガレリア・レイノ大賞展 大賞
2008年 第43回関西国展 入選
2009年 第3回ガレリア・レイノ大賞展 入賞
2009年 日本芸術センター第3回絵画公募展 入選
2009年 第21回しんわ美術展 入選
2010年 日本芸術センター第4回絵画公募展 入選
2011年 日本芸術センター第5回絵画公募展 入選
2012年 そねだゆ賞『シュールdeビューティー』展 入選
2013年 アートムーブ絵画コンクール 入選
2015年 アートムーブ絵画コンクール 入選
2016年 第28回しんわ美術展 入選
2018年 第9回日本芸術センター絵画公募展 入選
2019年 第4回Art Exhibition 瀬戸内大賞 奨励賞
2020年 第10回日本芸術センター絵画公募展 入賞
2020年 うたづartawardビエンナーレ2020 入選
2021年 第32回美浜美術展 福井新聞社賞

ステートメント・PR

「平面絵画における装飾的画面構成」が主な私の制作、研究テーマの一つであり装飾的な描写をすることで絵画とは何か、平面とは何かを強調することを心掛けている。モチーフの輪郭は写実的に描いているが着彩はにじみの技法で描写したり、レース部分は岩絵の具のざらざらとした絵肌を使って盛り上げ強調するような着彩をしていたり、複数の質感の異なる描写方法を同じ画面上でコラージュ的に構成している。モチーフのアウトラインは写実的に線描しているがモチーフから連続するパターンを抽出して構成的に描写したりと写実性と平面性という二律背反なある種の「バグ」を画面上に生み出している。絵画平面でのみ成立する矛盾を生み出すことによってもたらされる美とは何かを追求した。
将棋などのボードゲームでは駒の働きが最善になるように駒を配置していくが、自身の絵画作品を構成していく時の感覚はこの感覚に近い。フォルム、色彩、絵肌のマチエールなどをどのように構成すればそれぞれの要素の働きが最大化するか、という考え方を重視し制作した。絵画の構図とはいかにモチーフ、線、色彩、絵肌、余白のパフォーマンスが最大化するように配置するかであると考えている。
主に水彩絵の具を用いた作品を制作しているが表現したい内容に応じて作風や画材を変えている。複数の異なる作風を持っているのが自分の武器だと思っている。

実行委員コメント

■「平面絵画における装飾的画面構成」とまず謳われている御手洗さんの作画方法。スイホウガンのような金魚をよく見ると、水彩の滲みがあったり、岩絵具を使ったレースのような組み合わさっていてとてもにぎやか。隅々まで目を泳がせて作品を楽しむことができます。インスタグラムを拝見しましたが、ご本人がおっしゃる通りテイストの異なる作品も混在しいて、この応募画風専用のアーティストページを作るなどテイスト分けしてもいいかもしれませんね。拝見する側としてはかなり見やすくなります。

■ポートフォリオレビューにもお越しくださりありがとうございます。独学でここまでの技術を身につけてこられたこと、相当な努力だと思います。交流会や自身の作品を見てもらえる場で自分の悩みを打ち明けることも勇気の要ることです。少しでもお役立てできていれば幸いです。

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