OHBA Sakura

  • 絵画

作品

CV

1991年
・埼玉県川越市生まれ
2008年
・第58回埼玉県展 日本画部門 入選
2013年
・武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
2019年
・「夜明け前のメメント」(個展、Gallery NIW、東京)
・「おおばけ展」(個展、三番町ギャラリー、埼玉)
・「埼玉県警 反射材デザインコンテスト」最優秀賞
・「smalls」(GALLERY IRO、東京)
・「せんがてん2」(デザインフェスタギャラリー、東京)
・「Human Museum 2019」(Tambourin Gallery、東京)
・「えがく、けんだま展」(ondo STAY&EXHIBITION、東京)
・「ハッピーフェスタきたまち360」(きたまちしましま公園、埼玉)
・「方城山神夏夜祭」(方城プール跡地、福岡)
・「巨大アートを描こう in Kawara」(フレッシュワークかわら、福岡)
・「はたとせ(can/goo)」MVイラスト提供
2020年
・「rhythm.」(個展、デザインフェスタギャラリー、東京)
・「Small Paintings」(GALLERY IRO、東京)
2021年
・「ALDILA’ 2021」(M.A.D.S. ART GALLERY、イタリア)
・「FOCUS ART FAIR ≪Share your identity≫」(L’Atelier Richelieu、フランス)
2022年
・「Small Paintings」(GALLERY IRO、東京)
・「walk on」(個展、小江戸蔵里、埼玉)

その他、グループ展など多数。
2020年からは主にWEB上を主軸として作品制作・販売している。

ステートメント・PR

以前よりアイデンティティや諸行無常の考えに興味があり、大学在学中〜卒業後数年は平面絵画だけでなく、リアルタイムで作り上げていくライブペイントをはじめ、ダンスや演劇などにも取り組む。現在は主に油彩で風景画を描いている。稚内へライブペイントしに行ったことをきっかけに、日本の中でも生活への価値観が様々あることに改めて興味を持ち、2019年には福岡県香春町にて移住体験をしながら《夏の香春岳》を描き上げる。最近ではコロナ禍の街と人を捉えた《tokyo.shibuya》を制作。予測のつかないこの世界を独自の視点で鮮やかに描く。2022年はより自らの身近なものにフォーカスし、道端の草花や慣れ親しんだ風景を見つめ直し、豊かさについて思考している。
初夏には出身地である埼玉県川越市にて個展予定。

「在るということ」をテーマに風景画を描いています。
この世に不変のものはなく、だから人間は繋ぎ止めたいと願うのだと思います。流れ行く日々を愛おしいと想うと同時に、私は刹那を作品に落とし込むことによって、感情や匂いをはじめとする五感の全てや、それが在った空間を忘却から掬いだし、繋ぎとめておきたいのかもしれません。
私にとって作品は記憶であり、記録です。知覚できるその全ては事実でありますが、主観的な出来事でしかありません。作品を通して他者と主観を共有し、対話することが私という存在を再確認する作業になり得ます。私は私という存在を通して他者を知り、他者を知ることで私を知ることに制作の意義を見出しています。
生活しているとき、視界はこの世界の全てを捉えてはいません。感情と触れ合うようにこの世界の形をなぞっていると考えます。そのとき"みえて"いるものは感情とリンクしていると思います。制作において、その形を丁寧に拾い、記録し、在るものを在るままに描くのではなく、私がみたものを感じたように描く、という試みをしています。

実行委員コメント

とても丁寧にお花や風景を描く作家さんです。筆致は正統派で、モネの睡蓮など印象派の画家の作品を連想します。ステイトメントにあるように「その形を丁寧に拾い、記録し、みたものを感じたように描く」という試みがきちんと形になっていると感じました。インスタグラムには、音楽を街をテーマに、街をモザイク調の色配列で再構成したシリーズも掲載されており、ストリートの躍動を感じることができます。モンドリアンの「ブロードウェイ・ブギウギ」を現代に解釈されたようにも見えました。

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