池田誠
作品



1992年中国北京生まれ。本名は李秋禹。活動期間中のアーティスト名はSYUJI L Volkov。 2013年に来日。2016年、大阪電気通信大学を卒業、情報学の学士号を取得する。2018年、大阪芸術大学大学院修士課程を修了、芸術学修士号を取得する。現在、大阪芸術大学大学院博士課程に在籍中。
入選、受賞
2021年(日本)Unknown Asia 2021 レビュアー賞
2021年、(日本)日本タイポグラフィ協会2022、入選
2021年(中国)C-IDEAデザインアワード2020、入選
2020年、(日本)日本タイポグラフィ協会2021、入選
2020年(日本)Unknown Asia 2020 ONLINE、レビュアー賞
2019年、(日本)日本タイポグラフィ協会2020、入選
出展、イベント
2021年、[Unknown Asia 2021]、日本大阪
2021年、[タイポグラフィのニュービジョン]個展、PLANT /ART lab OMM、日本大阪
2021年[Independent Tokyo 2021]、日本東京
2021年、[C-IDEAデザイン賞展]、韓国ソウル
2021年、[The Physical Graphics]個展、PLANT / Art lab OMM、日本大阪
2021年、大阪芸術大学大学院生展
2020、[Unknown Asia 2020 ONLINE]、日本大阪
2020年大阪芸術大学大学院生展
2019年、大阪芸術大学キャンパス内個展
2019年、[第28回日中国際交流作品展]、大阪芸術大学
2019年大阪芸術大学大学院生展
2017年大阪芸術大学大学院生展
2016年大阪芸術大学大学院生展
2016年、[見る、見られる]大学院生グループ展、日本大阪
職歴、教歴
2019年、ティーチングアシスタント、大阪芸術大学
2021年、ティーチングアシスタント、大阪芸術大学
資格
2017年、[2級色彩コーディネーター]、色彩検定協会
2017年、[3級色彩コーディネーター]、色彩検定協会
今回のシリーズは、建築に見られるモチーフと文字が融合して、タイポグラフィの新しい秩序を生み出しています。従来のモダン・タイポグラフィ、「明瞭性」を中心とする水平垂直な構造と画期的な統一された文字配置は、今のような個性また感性をアピールする時代に合わなくなる現状を踏まえて、ビジュアル的な刺激を感じさせる、「明瞭性」と共存するポスト・モダン・タイポグラフィを提案する。モダン・タイポグラフィと比べて、「ランダム」から生まれた自由さはこのシリーズ作品の特徴です。(このシリーズ作品は現在、イタリアの「A` Design award」オランダ「Indigo Design award」アメリカ「Communication Arts」カナダ「Appliet Arts」に応募し、審査中です。)
ソビエトのモダニズム時代は、ニキータ・フルシチョフ(ソビエト連邦共産党の一等書記官)が「過剰の排除について」の決議を採択した1955年に始まりました。それは1992年にソ連が崩壊するまで生き残った 。ソビエト連邦の解体に伴い、ソビエトのモダニズム建築は着実に姿を消しつつあります。政治的なことは別として、より客観的な立場からすると、ある時代のシンボルとして何かの形で記録されるべきだと考えています。このポスターは視覚的な実験ですが、時代の文化を記録することも目的です。
YUJI L Volkovというアーティスト名と、「ソビエト・モダニズム」というタイプフェイスにいきなりカウンターパンチを浴びました。このデジタルの時代に、クラシックな「タイプフェイス」というものに着眼するYUJI L Volkovさん。立体的に再構成された文字の可読性も高く、カラフルで3Dでもある。審査員の一人で、ロンドンの活版クリエイター「TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS」とのコラボも行った池田誠さんレコメンドもなるほどとうなずける。きっといいコラボが生まれるのではないかと期待します。
もともとタイポグラフィー作品が好きなんです。クリエイター一覧の中でサムネイルだけで1番ドーンと私に入ってきました。他にいませんでしたし。 ”建物と文字”という理数系な組み立て方のストーリーも、実は理系出身の私の好みですw。これまでいろんな国に行ってお土産屋で絵葉書を見るのが好きなんですが、土地名とランドマークの組み合わせってその土地を証明するアイデンティティみたいで好きなんです。その楽しかったことを絵葉書を見せながら誰かと話したい感覚を呼び覚ます作品でした。