作品



2016愛知県立芸術大学 博士前期課程 入学
2016 ダンスコンテスト UK BBOY 近畿 準優勝 / 近畿地区 代表
2016 ダンスコンテスト KING OF COLLEGE 大学生 日本一決定戦 優勝
2017 D art 展 学生公募展 入賞 名古屋
2017 Central Saint Martins , UK London ( 交換留学 )
2017 ダンスコンテスト Floor Rippers 6th Anniversary イギリス 優勝
2018 ダンスコンテスト Break the shire 5th Anniversary イギリス 優勝
2018 ダンスコンテスト BWA masters international ポーランド 準優勝
2018『 躍動する身体 』展 織部亭 一宮 愛知県
2018 美の舎 アートギャラリー 学生公募展 入選 東京
2018 京都リサーチパーク 一般公募展 最優秀賞 京都
2019 愛知県立芸術大学 博士前期課程 修了
2019 アートギャラリー マルキーズ 個人展覧会 名古屋
2019 セントラル画材 企画 KAMISEVEN 審査員賞 名古屋
2020 ダンスコンテスト WHO GOT THE PROPS vol.9 名古屋 優勝
2020 路上、路常、路情。展 / 企画・展示 岐阜
2021『 am I 』展 織部亭 一宮 愛知県
2021 MUNI award ファイナリスト 東京
2021 小牧アートプロジェクト 参加 小牧 愛知県
2021 DUALITY パフォーマンス 舞台公演 実施 三重県
2021 YORISHIRO 展 / DECASU プロジェクト 豊田 愛知県
2021 WATOWA award 入賞・ファイナリスト 東京
踊りのエネルギーは光に、そして色に。
可視化された踊りの動きと不可視の身体、作品が表現する動きのダイナミズム・リ アリティーを見ていただきたい。映像では写し撮れない動きの軌跡や、炎のようにも見えるパワー ・生命力を作品にしたいと考え制作している。
この表現が日常で見失いがちな身体への気づき・身体芸術への架け橋になる事を願う。
私は大学院で美術の道を志し、ブレイクダンサーとして活動している背景を生かし、身体表現を軸に作品制作をしている。高校から趣味的に続けていたダンスだが、いつ頃からか自分の代名詞となり、生き甲斐や自身が存在する意味、作品を表現する根拠にもなっている。
代表的な作品は写真を使ったシリーズで、現実を切り取る写真の要素を使い、瞬間で消えていってしまう動きを光を使い可視化してる。 踊りのスピード、全身を使った円運動を軸とした独特の動きは、長時間露光の撮影に相性が良く、カメラは闇の中で動きを追うことは出来ず、身体はその姿を消し、光の動きのみが光速で露光され踊りを可視化した作品となっている。
自分も含めダンサー・パフォーマンスアーティストの表現は生モノであり、映像で動きを記録に残せても作品として生身の質量を空間に保持し続ける事はできない。動きが止まれば表現としての緊張感や厚みを残すのが難しい。その儚い表現の中に人体にしか作り出せない人間らしさや、人間離れしたような動きの力強さ・しなやかさが存在すると考え制作している。
現代社会において急速に進化するコンピュータ・テクノロジーは、ロボットなどの物理的な技術を作り上げ、AI機能により感覚の認識や感情をも作り上げている。仮想空間などの表現も加速し、小さな頃に映画の世界で見た、ロボットと共存し生活する日も目前に感じる。その変化の一方で、踊りなどの身体芸術もロボットやハイテク技術に置き換わって行くことに不安を感じる瞬間もある。更にSNSの加速で、沢山の踊り(人体の表現)が手のひらの上で表現され、良し悪しを判断される。そのスピード感の中で踊りは鑑賞者の記憶に留まらず消費されてしまっているように感じる。
ロボットがダンスをし、人を魅了する表現が生まれる現代だからこそ、コンピュータのように完璧ではないが、命を燃やし身体を躍動させ表現する事で人を感動させれるのではないかと考えている。
まず、作品画像を見たとき「これは何だろう?わからないけど美しいな」と感じました。ステートメントを読んでなるほど、と。身体が残らず、ダンスから表現される躍動や生命力のみが浮き彫りになっている感じがとても面白いと思いました。