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作品



Rui Yamaguchi
1991年 石川県金沢市生まれ
2022年 東京藝術大学先端芸術表現修士在籍
2016年から特定の職業を規定せず、ブレイクダンサー、詩人、YouTuberと、ジャンルを横断しながら表現を行ってきた。
近年では「他者との協働」をテーマに作品を制作。メディアテクノロジーとコンセプチュアルな手法を通して
都市やプラットフォームに介入し、人の主体性の揺らぎを可視化する実践を行う。
個展
2020 「Suchness」JOINT GALLERY HARAJUKU, 東京
グループ展
2020 「100人10」 日本橋ログスビル,東京
2021 「Born New Art」渋谷スクランブルスクエア,東京
2021 「AIR 1/2F」BnA Alter Museum,京都
2021 「artwork fukuoka」 Whask,福岡
2021 「 GRADATION」 渋谷パルコ,東京
2021 「Any Kobe with Arts 2021」神戸北野ダルビッシュコート,神戸
2021 「@アート神戸」 神戸芸術センター グランドサロン, 神戸
アートフェア
2021 ART BEIJING 2021,北京
アーティストインレジデンス
2021 BnA Alter Museum,京都
芸術祭
2021 すみだ向島EXPO,東京
コミッション
2019 ドラゴン桜公式メルマガ 連載
2021 株式会社からくさ 『PRDX PARADOX TOKYO』 21SS ARTISTS COLLABORATION PROJECT
受賞歴
2014 OVR DRV 4.0 Boston B-boy Solo Battle 準優勝
2015 BUZZ STYLE vol.9 FINAL B-boy Crew Battle 優勝
2020 PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門ノミネート
スポンサー企業
2018 株式会社ONWA
2019 株式会社リツアンSTC
取材・メディア出演
2020 新R25掲載「「わかる~!と共感されるたび、ヤバイと思っていた」“プロ無職”るってぃがSNSを離れた理由」
2020 TIMELINE掲載「自由を究めた“プロ無職”の自己変革!選んだのは300万円より現代アート」
2022 Abema Prime 出演
UberEatsを代表とするフードデリバリーサービスの実態についてリサーチを行い、GPS付きの専用アプリケーションによってドライバーの1日の配達ルートを絵画/ドローイングに転換するプロジェクト。
近年、隙間時間を単発労働に変えられるギグエコノミーが発達し、低いハードルで柔軟に働ける人が増えた一方、こうしたギグワーカーは国の労働法にもプラットフォームにも守られない"透明な存在"として扱われる。
事故による傷害補償はなく、一方的な賃金値下げやアカウント停止といった運営の不透明性や交渉に応じない態度が世界的に問題となっている。
2021年4月、イギリスではウーバードライバーは"労働者"と認められたが、ウーバーイーツジャパンは労働組合の団体交渉に一度も応じていない。
透明な存在であるドライバーの生き様(配達行為)を可視化し、美術的なアプローチによって新自由主義を生きる私たちに当事者性を投げかける試みである。
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"無意識"をテーマに抽象絵画の制作から美術家としてのキャリアをスタートしたが、徐々に造形意識が入ってしまい、「自分が描くこと」から「他者に描いてもらうこと」に関心が移った。
描いてもらう対象を考えていたところ、私の周りにはフードデリバリーの配達員として働いてる友人が多く(コロナ以降爆発的に増えた)、GPSを付けてもらって配達ルートを可視化する遊びからスタートした。
1日の配達ルートの軌跡を見た時、彼らにとって無意識に描かれたものなのに、ドローイングとして成立してると感じた。
2021年11月にこのプロジェクトを立ち上げ、フードデリバリー業界への理解を深めるためのリサーチ活動を開始。
配達員が結成した労働組合「ウーバーイーツユニオン」の定例会に参加した際、運営の不透明性や外国人の不法就労や使い捨て問題など、表では語られてこなかった労働環境の実態について知る。
今日、都市の日常風景となったフードデリバリー配達員の実情を美術表現を通じて社会と結びつけることができないか。法律を実際に変えることができないか。そうした動機から、作品制作に取り組んでいる。
社会性のある作品で、投げかける問いが同時代性があってわかりやすく、共感できます。アウトプットはレーザーカットされた木材?厚紙?でしょうか。他にもいろんな方法・技法でのアウトプットが見てみたいと思いました。