庄野裕晃 賞
松村貴樹 賞
池田誠
寺田順三
花岡 / 山根シボル
作品



1988年 大阪生まれ
2009年 関西美容専門学校 卒業
2020年 unknown asia 2020 online(寺田順三賞・梅若基徳賞・カツミ賞・手塚淳也賞・鈴木信輔賞・松本篤賞・高津祐次賞・池田 誠賞 受賞)
2021年 JUNZO TERADA’S AWAJICAN UTOPIA(寺田順三氏と二人展)
2022年 アワジトモミ展覧会 「知らんけど」
うごくイラストを描いています。
gifアニメで、ループする世界を作っています。
映像や動画というよりは、イラストだなあと思うのは、中の人や出来事はずっと同じことを繰り返し、時は進んでいるようで止まっているからです。
うごくイラストを展示して面白いなあと思ったのは、見ている方は、いつか繰り返しのどこかで何かが起きるのかも・・・!とその先を想像してくれるところです。
人は変化することにドラマを感じるのかもしれません。
そして、変化しないことに癒しを感じてもらえるような気がします。根拠はないです。
今回提出した作品は、QRコードをアクリル絵具で描いたパネルです。
うごくイラストを平場で表現するときに毎回お世話になるQRコード、本当に素晴らしい仕組みだと思います!
利便性だけでなく、いかにかっこよく見せられるか、というところを日々考えています。
もちろんQRコードとしても大活躍なので、ぜひスマホで読み取ってみてください。
とにかく奇妙な動きがいい。平面のアナログ媒体でどうなるのかは、かなり疑問ですが、それ以上に動きが良し。
単純に動いてるから面白くて、目がチカチカするほどサイケデリック。液晶画面を主戦場とする自分としては、そこで映える作品を推したいです。
前から作品が好きで、ずっとチェックしてる一人です。人柄も良い!(作品に出てる)。アナログのほんわかした感じのようで実はデジタルを駆使してる作家。QRコードを自動生成しないで手描きって時点で『っんもぉ〜笑』でなるでしょ!?アナログなんかハイテクなんかわからんw クスってなる作品もシュールな作品も好きですが、実はクールな作品も描けてしまう実力派。
モチーフ、テーマ、技法などにこだわった現代アートからのアプローチが最近のイラストレーションには多くなり、その境界線もあいまいになってきました。そんな中アワジさんはオーソドックスな線とシンプルな色使いで、とても分かりやすく、いらん説明や理屈がいりません。ちょっと動くていう事や、QRコードを使ったり、今っぽく見られるかもしれませんが、ちゃんとイラストレーションとして成立してます。スプリングスティーンやないけど、イラストレーションの未来を見た感じです。
■ アワジさんのオリジナリティは、今回のメタセコイアで高評価でした。シンプルでユニークなイラスト動画というアイデア、それをアナログ手描きのQRでリンクさせるという荒技。プリントされてもすぐに動画につながる時代性。すべてが今の時代を呼吸していると思います。そしてあなたのキャラクターと作画のチカラの抜け具合。今回のメタセコイアを代表するクリエイターでございました。
■ イラストレーターエージェンシーの庄野さん、編集者の松村さんからのダブル審査員賞、そしてレコメンド作家としてもそれぞれ業界の違う3名の審査員からの評価は凄いことです。更なるご活躍を期待しています。力まないところがアワジさんらしくて良いですね。
今、必要な感性!