Egg Carving -light-

  • 彫刻
  • 立体

作品

CV

最終学歴
名古屋造形芸術短期大学視覚伝達デザインコース中退(2001年)

出展歴
都市木ギャラリー(2016年、愛知)
全国エッグアート展(2018年、ういんく愛知、愛知)
大細密展2019(2019年、The Artcomplex Center of Tokyo/東京)
ジャンルレスグループ展intersection8(2019年、#1010、愛知)
Luxembourg Art Prize2020
「生きとし生けるもの2021」(2021年、GALLERY ART POINT/東京)
言霊展(2021年、ARTS RUSH、東京)
いい芽ふくら芽 in Nagoya 2021(2021年、松坂屋名古屋店、愛知)
いい芽ふくら芽受賞者展(2022年、Artglorieux、東京)
大きな世界へ小さな想いを…展(2022年、ARTS RUSH、東京)
他カフェ、音楽イベントにて展示、TV番組資料提供

受賞歴
アインソフディスパッチ賞(いい芽ふくら芽 in Nagoya 2021年)
オーディエンス賞(いい芽ふくら芽 in Nagoya 2021年)

ステートメント・PR

技法としては卵殻の光を透過した時のぬくもりや卵殻本来の有り様を最大限に引き出せるものとして「カービング」にこだわり続けている。

形あるものは何れなくなる。卵殻の脆さはそれの表れでもあると言える。

物が溢れているこの時代の中で、利便性が強くなっていく様に違和感を覚えてから、例えば丈夫にするためには愛情なり大切さが保護という手段になるのだが、そういった人間ならではの感情にも問いかけたい思いがある為基本強化コーティングはしていない。

卵殻はいわば命を守る器。
「自然」「命」「動物」「植物」「伝統」など今まで興味を持ち惹かれたものたちを作品に取り入れている

また、特に思考や感覚で刺激を受けた伊藤若冲、宮崎駿、押井守、増田俊郎らの作品たちを自身の内に深く落とす作業をしながら作品を制作している。
記憶にある物事は絵画、音楽などのジャンル問わず、全て根本では何かしら繋がっているのだ。

今まで自身に感動を覚えたものはほとんど日本にあるものばかりである。
日本特有である「厳か」のような感覚であったり、四季、自然、語源、風習、伝統工芸など、日本は心地よく、あたたかく、力強い。

命をテーマにし彫刻した卵殻と光や影までを作品としており、光までをも取り入れたのは、人間の生活には「空間」と「光」が必要だと考えたためである。
決まった形の中で表現をしているが、あくまでも一つの個体。
空間や時間と共存し、視覚的・感覚的な光や影を含めた状態の先を人間独自の感受性で見、感じ、思考に繋がるモノづくりを目指している。
ジャンルレスに異素材や空間演出を今後取り組んでいきたい。
*物体としての「物」ではなく、物質的な意味として「モノ」を区別をしている

誕生-re:birth-作品説明
時代が流れ物事が多様化している中でも、日本人の遺伝子を持って問いかける作品を作り続けていく考えである。
命でもアイディアでも『生まれる』という現象に、言葉として共通点がある。
その中では、生まれ、育み、構築していくものもあれば、壊れ消滅するもの、新たに誕生する元となるもの、
繋ぎとなるものなど、様々な現象が起きている。
形として完全なものと、破損したものを目にした場合、この破損したものをどう捉えるのか。
『re』が持つ意味は<繰り返し・再び・後ろ・反対>などが含まれている。
見ていただく方々に問いかけとして、作品が完成すると考えて制作した。

実行委員コメント

Egg Carvingというアート手法が、提出された3点の画像でうまく理解できず、インスタグラムのページを訪問したところ、「あ、なるほど」と思いました。玉子の殻を切り絵の手法で切り抜いて、玉子本来の曲線を生かしたままオブジェに仕上げることで、空間を意識させる作品に仕上がっています。エントリーにはこの3点でなくてもよかったかなーとも、思いましたが、唯一無二のアイデアでアートを制作する姿勢に惹かれました。

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