作品



CV
(経歴)
羊毛フェルトを約一年習う。
(出展歴)
ベラドンナアート展、堺市展、月のアート展、
紙わざ大賞、新協美術東京展 ― 入選
新協美術奈良展 ― 新人賞
和歌山県展 ― 優秀賞
ステートメント・PR
(自身や作品について)
はじめまして めるとぎぶと申します。私の作家名は、亡くなった犬達の名前です。メル・ギブソンからいただきました。犬達は言葉がなくても、気持ちが通じ合い、抱いた時や撫でる時の匂い、毛触りはどうしょうもなく、愛しいものでした。いつも「私より先に逝くなと、犬に言い」でしたが、犬の寿命は短く、あっと言う間に過ぎてしまいました。その後、羊毛フェルトで作ったリアルな犬を見て、犬の作り方を習いました。始めは亡くなった犬達を作りましたが、床を拭いている時に 振り返ると、拭いた所におしっこをしていたのを思いだし、拭いている人間を豚のメイドにして、作りました。犬達のあの日がよみがえり懐かしく思いました。それからは 押すとパンチが出るボールペンでカンガルーの親子ともぐの対決を思いつく等、興味のあるものから発想もするようになりました。作りたいものが見つかると、わくわくします。
この作品は、親子が一緒にあくびをしている様子です。母親は、ポールハンガーを軸にして、新聞紙で形成し、髪の毛や体は毛皮を使いました。ティナ·ターナをイメージしました。子供の子猫は石膏で作った卵の中にいます。鳥の巣の卵を作っていた時、画像で子猫を見て、思いつきました。
今回、応募にあたり、何をどのように表現するのか、考えなおす機会になりました。そして、こんな不穏な状況の中で、したいことができることをありがたく思っています。
亡くなった愛犬に思いを馳せ、アーティスト名にし、羊毛をつかった作品を制作する「めるとぎぶ」さんのストーリーがおもしろかったです。ティナターナーをモチーフにしたというオブジェは一目見て、そのインパクトにギョッとしてしまいました。ものすごい迫力です。子供がどこにいるのか、ディテールが分かりませんでしたが、メタセコイア応募の中でもインパクトがあった作品です。