作品



CV
1992年 大阪府出身
2014年 京都造形芸術大学芸術学部 美術工芸学科 総合造形ゼミ卒業
絵画、ドローイング等の平面作品やインスタレーションを中心に制作しています。
主な展覧会に2019年「Espace de Réflexion ージャン=リュック・ヴィルムートが伝えつづけた愛と学びー」1時間だけの個展にてパフォーマンス(スパイラル/東京)2019年「東京インディペンデント」(東京藝術大学/東京)、2017年「アートセッションかわさき」(川崎ファクトリー/神奈川)、2014年「混沌から躍り出る星たち」(スパイラル/東京)、「ポリモーフィック」(SCAI THE BATHHOUSE/東京)など、その他ライブペイントやホテルANTEROOM KYOTOの客室展示に参加。
ステートメント・PR
「死」は他者を通してしか体感したことのない出来事であり観念で、逃れられないものです。目の前にいる相手が普段何を食べ何を思考し生きているのか、足元にある石ころがどこからきたのか、飛んでいる鳥の出自は――対象の正体に迫ること、「死」を見つめることは「生」を見つめることと同義だと考え制作しています。私の制作の源泉は死の恐怖から逃れること、対峙し続けることです。
画像の作品について
「炎を用いた我流の儀式(2021)」炎を用いてオリジナルの儀式を行いますが、何にも基づいていない我流の為当然何も起こりません。しかし、もしかしたら意味がないかもしれないとどこかで気づいていても手を合わさずにはいられない瞬間があります。
■赤の点描、炎の表現など、平松さんの作品には特徴的なアイコンがたくさん入っていて、それが作品の個性になっています。ステートメントの引用が専門的で難しくて、どういうことかを理解するためサイトを見ました。この点描シリーズは表現の一部で、これを組み合わせたインスタレーションもあるのですね。この空間表現はたくさんのアイデアが詰め込まれていてとても楽しむことができました。
■HPやインスタグラムを拝見すると、もはやこのエントリー3作品はごく僅かな表現の一部に過ぎないのでは?とも思いました。自分を象った人形を水鉄砲で打ち作る作品、インスタレーション、立体、絵画、イラスト。ベースには死生観がテーマになっているものの、どこか軽やかで遊び心を感じます。ステートメントの難解さが作品から受ける印象を遠ざけている気がしました。アート鑑賞者の補助線としてのステートメントなので、もう少しわかりやすい言葉だともっと伝わったと思います。たくさんの作品展示のご経験があり、素晴らしいです。どんな世界がこれから広がるのか、このコロナ禍が平松さんにどのような生命観・死生観をもたらしているのかも興味があります。