Jean

猫は私にとって自由な存在。好きな時に好きな場所にふらっと出向き、寝たり遊んだり自由に時を過ごすイメージがあります。
仕事や育児など、あわただしく過ぎさる日常。充実はしているし、普通の生活という贅沢な幸せを感じているけれど、その流れに身を任せてしまいともすれば気づいたら何もせずに人生が過ぎ去ってしまうのではないだろうかという何となく少しの不安というか、焦りを感じる今日この頃。
そんな日常生活という枠の中で、心の中ではひそかに猫のようにふらっと自由に行動するということにあこがれを持っている。
子供の頃から好きだった絵を描くこと、ものをつくること。
せわしない日常の中で、ものをつくる時間を捻出するのは大変だけれども、心の中だけは自由に創造する心は熱く持ち続けたい。美術ときちんとかかわったのは小さい頃通っていたお絵描き教室と高校の美術部だけという美術について本格的に学んだことのない私だけれども、猫のように自由な気持ちで心の中で何かをふつふつとつねに創造をし続けたい。そんな気持ちを絵にしました。
猫は前を向いているのか、後ろを向いているのか。
猫の中のイメージは何なのか。『自由な心』で見て、感じ取ってもらえればと思います。