桑原ひな乃

  • 工芸
  • 立体

作品

CV

1997年 大分県生まれ
2015年 京都造形芸術大学芸術学部 美術工芸学科 総合造形コース 入学
2019年 京都造形芸術大学芸術学部 美術工芸学科 総合造形コース 卒業

【展覧会歴】

2015年 『DOKIDOKI国際交流公募展』 cumono gallery /京都
2016年 『山塾3.11企画『開く未来 ~5年後・30年後の未来へ~』 京都造形芸術大学/京都
         『第11回 月のアート展』 けいはんな記念公園/京都
2017年 『愛とテロリズム』 ART ZONE/京都
         『ULTRA GLOBAL AWARD 2017 Exhibition 新しい泉のための錬金術ー作ること作らないこと』 ギャルリオーブ/京都
2018年 『Neophilia』 ギャラリーマロニエ/京都
2019年 『2018年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展』 京都造形芸術大学/京都
      『KUAD ANNUAL 2019 宇宙船地球号』 東京都美術館/東京
2020年 『FUSHIMI de SUNDAY』 ギャラリーフクヤマツイスト/広島
      『ふりかえって、さかあがり展』 青谷梅工房梅林店/京都
2021年 『ー新しい絵肌への挑戦ー New Surface展』 大丸東京店 10F美術画廊/東京
      『soft heavy』 Blend studio/大阪

【受賞歴】

2016年 『第11回 月のアート展』 審査員準優秀賞
2019年 『2018年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展』 奨励賞

【パブリックコレクション】

2019年 「07 11 ’18 - 02 08 ’19」 スターバックスコーヒー別府公園店/大分

ステートメント・PR

漁師町出身の私は、錆びた錨や繋船柱、鎖など金属製の道具を日常的に見ながら育った。モノにあるさまざまな痕跡を観察することで、そこに宿る記憶や人間の営み、時間の蓄積を感じとることができる。私の彫刻も、モノに宿る不可視の時間やエネルギーの可視化(彫刻化)を試みたものである。
半自動溶接機を使い、日々の記憶を刻むように溶けた鉄を少しずつ溶接し続けることで、そこに時間を集積させた。常に自分の中に積み重なっていく時や記憶というものが、他の誰かの中にも同じように蓄積され、同時にそんな人々とどこかで繋がっていたり、巡り合ったり、もつれ合うことの不思議さを意識している。

実行委員コメント

■ とても重厚な作品。「漁師町出身の私は、錆びた錨や繋船柱、鎖など金属製の道具を日常的に見ながら育った」とありますが、波や潮風にさらされ、朽ちた金属を用いて作られたオブジェは、アートの現場に場所を移すことによって、桑原さんの言及する「モノに宿る不可視の時間やエネルギーの可視化」というコンセプトを鑑賞者に明確に提示できていると思います。「スターバックス別府公園店」の作品の存在感がすごすぎます!現物見てみたいです。

■ ちょうど1年前に大阪のBlend StudioさんでYomafigさん企画の展示で作品を拝見しました。あの空間と相まって、鈍い光とプリミティブな佇まいが強烈な世界観を放っていました。今回は牧野さんからメタセコイアを知って頂けたのかな?と嬉しい想像もしています。火を入れることで新たな命とエネルギーが宿る作品。自分と今、その前とこれから先にある時間を移動するテレポートのような、どこかロマンとfutureisticを感じます。

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