三三あさ子

  • イラスト
  • 版画

作品

CV

2008年 大阪芸術大学 美術学部 卒業

ステートメント・PR

デジタルで描いて一度完成させたコミックアートやポップイラストを再度、木版画にするという方法で制作しています。(デジタルで描いた絵はInstagramにあげています。)
デジタルツールはとても便利でさまざまな表現が自由にできますが
それを、わざわざ制限の多い版画に戻して表現することで、アナログ(生)で描くということに興味を持ってもらうきっかけを作りたいと思っています。
デジタルイラストが溢れる今、パッと見たらデジタルのコミックアート?と思って、よく見たら木版画。これってどうやって表現しているの?え!あの小学校の時に授業でやった、版画なの。
というところから、ある意味不便で味のある技法で描いたアートに興味を持ってもらえるようになりたいと思っています。
逆に、クラシックな美術を愛する人たちにも漫画のイラストなんて、と思わせない版画作品を入り口にコミックアートに興味を持ってもらいたいです。
そういった二極化しているアートの掛橋となって、見る人にとって、さらに幅広いアートの探索の始まりとなる作品づくりを心がけております。

1枚目の作品はもう一つ差分の絵がありまして、デジタルなら一部分直すだけでいいところを、版画だと版からすべて作り直して同じように見せるということを、もし展示させていただけるようになったらやってみたいと思っています。
パソコンがあれば、簡単にできるようなことだけど、アナログでやるととっても不便。でも不便だからおもしろいということを感じてもらえる展示やコラボレーションをさせていただけましたら幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

実行委員コメント

一旦デジタルで完成させた絵を、わざわざ木版画に仕立て直して作り直す?ということは木の板にデジタルの絵をトレースして、彫刻刀で削って、色をつけて刷るってことですよね。「版画作品を入り口にコミックアートに興味を持ってもらいたい」という気持ちで制作されていますが、費やした工程の多さに驚きです。インスタとこのページの作品を見比べましたが、明らかに木版作品のほうが手業が入ってる分。何倍も魅力的ですね。クラシカルな木版画であるからなおのことです。3枚目の鯛がまた唐突で面白い。

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