三宅由希子

  • 絵画

作品

CV

京都市生まれ
2003  兵庫県展 佳作賞 (原田の森ギャラリー/兵庫)
2004  兵庫県展 大賞 (原田の森ギャラリー/兵庫)
2005  第13回 吉原治良賞展 (大阪府立現代美術センター/大阪)
2007  2007 昭和シェル美術賞展 (代官山ヒルサイドフォーラム/東京)
2008  第26回 上野の森美術館大賞展 (上野の森美術館/東京)
              アクリル美術大賞展(原田の森ギャラリー/兵庫)
2008       昭和シェル美術賞展 準グランプリ (代官山ヒルサイドフォーラム/東京) パブリックコレクション
2012  New Contemporaries (京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)
2015  2015京展 市長賞 (京都市美術館/京都)
               神戸アートマルシェ (メリケンパークホテル/兵庫)
2016  個展(ギャラリー ルンパルンパ/金沢)
                The artfair plus ultra  ジ・アートフェア・プリュスーウルトラ(スパイラルガーデン/東京)
2017  京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程油画領域 終了 博士号取得
              グループ展『怪談』 (sunabaギャラリー/大阪)
    2016京展 (京都市美術館/京都)
    ACT ART COM 2017-Muse. AAC Muse (アートコンプレックス・センター/東京)
    グループ展『人工楽園』 (sunabaギャラリー/大阪)
2018  グループ展『みだれ髪』 (sunabaギャラリー/大阪)
    池袋アートギャザリング (東京芸術劇場/東京)
    個展「フォーチュン・テリング」(sunabaギャラリー/大阪)
2019  グループ展『sm;)ey.スマイリー』 (Pleiades Gallery/ニューヨーク)
SICF20 spiral independent createors fwstival (スパイラルホール/東京)
    第2回公募アートハウスおやべ 現代造形展(アートハウスおやべ/富山)
    グループ展point05『美術とことば』 (sunabaギャラリー/大阪)
    新人作家公募展 AFAF AWARDS 2019 (福岡アジア美術館/福岡)
2020   CROSS OVER JAPANESE ART COLLECTIVE vol.24(SWAY Gallery London/ロンドン)
     -コレクター山本冬彦が選ぶ若手作家展― INTRO9(The Artcomplex Center of tokyo/東京)
     KUNSTNERNES  EFTERÅRSUDSTILLING  2020 (Den Frie Udstilling,/デンマーク、コペンハーゲン)
2021  CROSS OVER JAPANESE ART COLLECTIVE vol.33 (Yao Alternative Space /台湾)

ステートメント・PR

私は広大な自然や未開の樹海、骨がむき出しの女性や臓器、予測不可能な光景などをよく描く。そこには「生と死」「身体性」「女性性」「抑圧と解放」などについて深い問題が隠れている。そして画面にはいつも「不安」が漂い、それが作品のテーマとなっている。
当時、この「不安」がどこからきて何に向いているのかわからなかった。
おそらく私が潜在的に抱える「不安」であるが、時代の空気や不穏なうねりを察知してのことだったのかもしれない。
しかし、この不安は私だけが抱くものではなくなった。今、私たちの世界は疫病、戦争、暴力、差別、病、不条理などが蔓延し、多く人が不安で押しつぶされそうになっている。
私がなぜ、これまでしきりに不安を描き続けてきたのかを考えてみた。どれもが意図的に描いたものではなく、何かに描かされてきたように感じるのである。
時代を敏感に感じ、言葉で整理できない漠然とした何かを写し取る。ふとした時に脳裏に浮かぶ不明瞭な映像や混濁した感情を色、線により具現化する。そうした行為の繰り返しが絵画となる。
つまり私にとって描くという行為は言いようのない複雑な感情や無意識下にある感性的芸術を取りこぼさず提示することができ、さらに未知の事柄までサインとして受ける啓示の役割までありそうだ。とすると、これからも描き続けることで、この世界の成り行きを自分の絵画を通してみてみることができるかもしれない。あたかもタロットカードを読み解くフォーチュンテイラーのように。

実行委員コメント

■日本画のような色彩、胎児や骨、臓物があらわになった女性。メロディペットやなどのファンシーな素材も加わることで、作品を観る人をどこか落ち着かせなくさせる作風です。sunabaギャラリーさんを拠点に世界へと挑戦されておられる三宅さん。まさにsunabaギャラリーさんのカラーがある作家さんだなあと思いました。

■美しく、どこかメランコリックで耽美な空気感が魅力的でぼ〜と作品画像を眺めていました。確かな画力ももちろん素晴らしいです。

Translate »