作品



2017年 京都造形芸術大学(現京都芸術大学)大学院芸術研究科芸術環境専攻(通信教育)
美術・工芸領域洋画分野 修了
【現代美術家協会会員】【愛知県芸術文化協会】
■個展
2010年 初個展「はじめの一歩」名古屋銀行小田井支店、愛知
2011年 「一筆の祈り」大黒屋ギャラリー、東京
2012年 「ひとつのいのち」名古屋銀行小田井支店、愛知
2014年 「楽しんで生きてる?」ギャラリー東別院、愛知:東別院教化事業部主催
2014年 「名古屋市人権週間記念企画展水上卓哉作品展 ”200年後の対話”」
名古屋市人権啓発センターそれいゆプラザ、愛知
2018年 「伝えたい想いは変わらない」Galeria卓open記念、愛知
2018年 「ここから・・・」名古屋銀行小田井支店、愛知
2019年 「生きてく証」名古屋栄三越ジャパネスクギャラリー、愛知
2019年 「またここで会おう」GALERIE La Paixガルリラぺ、愛知
2020年 「地球の手紙」大丸京都店美術画廊、京都
2021年 「VOICE-地球の声をきく-」名古屋三越栄ジャパネスクギャラリー、愛知
2022年 「GALERIE La Paixガルリラぺ5周年記念 水上卓哉絵画展”希望の地球(ほし)”」
■グループ展
2011年より 「全国公募現展」毎年入選
国立新美術館、東京~愛知県美術館、愛知~大阪市立美術館、大阪
2016年 「第16回全国障害者芸術文化祭」 招待展示 愛知県美術館、愛知
2017年 「Prologue ⅩⅢ展:シェル美術賞入選者選抜展」Gallery Art Point)、東京
2018年 「パティオ池鯉鮒(知立文化センター)特別展:おーえん展(〇〇展)」、愛知
2018年 「山田画廊選抜展」アートスペース羅針盤、東京
2018~22年 「現展新春アートフェア」ギャルリ―志門
2019~21年 「AXIS WEST 現展若手作家選抜展」ギャラリー香、大阪
2021年 「美術の贈りもの 絵とガラス展」名古屋栄三越ジャパネスクギャラリー、愛知
2022年 「AXIS EAST 現展若手作家選抜展」アートスペース羅針盤、東京 ほか多数
■受賞歴
2015年 Big-Iアートプロジェクト入賞
2016年 シェル美術賞2016 入選
2017年 京都造形芸術大学大学院通信教育修了制作展「研究室優秀賞」
2017年 第73回全国公募現展「クサカベ賞」
2017年 第2回融合国際障害者芸術展「ベスト創造賞」作品収蔵(中国 武漢市)
2018年 シェル美術賞2018 入選
2018年 第229回ル・サロン2019 入選
2019年 FACE2019損保ジャパン日本興亜美術賞 入選
2021年 第77回全国公募現展 名古屋移動展「中日新聞社賞」
■ART WORK
名古屋少年少女合唱団が贈るクリスマスチャリティーコンサート チラシ原画
中日新聞歌壇俳壇 挿画担当(2018年7~9月)
揺れる描線と強烈な色彩が見る者の魂と触れ合う世界。
制作テーマの”oneness”(※)を伝えるために
命の輝き・時空を超えた蓮池・太古からの地球の言葉(地層)を描く。
私の作品を見た方は、「あふれるエネルギーを閉じ込めたような画面から”希望の光”を感じる」と言ってくださいます。
※onenssとはネイティブアメリカンの教え。「鳥も虫も動物も人もたった一つの地球に住むたったひとつのいのちに過ぎない。7代先の子孫に美しい地球を残すために今、私たちは何をすべきかを考えよう。人間だけがとりすぎたり使いすぎたりしていないか・・・。」作品を通じて問いかけていきます。SDG’sが叫ばれるようになり、具体的な目標が示されたことはとてもうれしいことです。同じような感覚を先人はもう持っていたことに感銘を受けます。
自作の紅茶インクは私を一番自由にしてくれる画材です。力もいらない。この紅茶インクの線を使うためキャンバスに白亜地を施してから制作しています。その上に油彩をのせていきますが、土からとった絵具(シジラータ)や箔も画面の様子を見ながら使っていきます。
私は見たもの(Nature)からヒントを頂戴して画面に描いています。今の興味は地層・地殻変動の痕跡、地球のエネルギー、命の輝きなどで、取材に出かけスケッチをしたり写真を撮ったりしてそれをもとに描き始めます。面白い形を見つけたり面白い光を見つけたりして描くのです。岩の模様がカニの頭に見えたり、アルファベットのMの字に見えたりしたものを順番に拾っていくのは疲れますが楽しい時間でもあります。大きな画面はどこに何を登場させるか主役を最初に決め,わき役などを配置し画面をある程度構成してから描き始めます。大きな画面と小さな画面では脳みその違う場所を使っていて、どちらも楽しいですが大きなサイズのものを描いたときは達成感も大きくなります。小さい画面は息を止めて描かないと手が揺れてしまうので疲労度が大きいからです。
私の作品を知らないもっとたくさんの方に見ていただきたい。海外での展示もしたい。海外のアーティストとも交流したい。美術館に収蔵されるのも夢です。
最近は地元に貢献できる作家になりたいと思い愛知芸術文化協会の一員にもなりました。別ジャンルのアーティストとの共演ということで6月に声楽家とのコラボレーションに挑戦します。9月には大型個展が地元で予定されています。
自作の紅茶インクの上に油彩、土からとった絵具や箔など、さまざまな画材を用いて、自然の息吹のような絵を描く水上卓哉さん。地球のエネルギー、命の喜びなど、ステイトメントにはポジティブな言葉が並び、旺盛な制作意欲が伝わります。サイトにある古代のトンボやてんとう虫の絵も力強いです。