野中ひとみ

  • 写真
  • 刺繍

作品

CV

2011年から展示活動を始める
個展
「ふしぎな記憶」2015年 ギャラリー・オマージュ
「サイコロキャラメル」2017年 ギャラリー・アヴィ
「糸引き飴」2019年 ギャラリー・アヴィ
UNKNOWN ASIA 2018年、2021年 ブース出展に選出される
そのほか大阪各地や東京のギャラリーでグループ展に参加多数

ステートメント・PR

写真印画紙に直接刺繍を施した作品
写真の内容は作者が生活風景の中で出会った様々な光景をモノクロフィルムで撮影したもの

写真というのは記憶の刻印です
記憶は思い出すたび独自のものになり語り直されていきます
語り直しとは、過去のストーリーの意味づけを変えることで自らが変わっていくということです
そこには、自分への期待が隠れているのではないでしょうか
過去の出来事を肯定し、さらにそこから変わっても良いのです
変われるという信頼を作品の根底に持っていたいと考えています

実行委員コメント

野中ひとみさんの作品を最初に見た時は衝撃的でした。一種の苦しさも感じたのを覚えています。その後何度か拝見する機会があり、次には苦しさではなく懐かしさや哀愁のような感覚を持ちました。作風が変わったというより、鑑賞者が自分の記憶や心情と重ね合わすことができる共感値の高い作品だと解釈しています。日常の何気ない光景や瞬間を捉えた写真に、刺繍を施すことで時間の軸がオーバーラップし、誰の記憶にも閉じ込めておける、また閉じ込めた記憶の蓋を開ける体験をもたらしてくれます。

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