齊藤 あかね

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作品

CV

1999年10月 大阪生まれ
2022年4月 成安造形大学 美術領域 現代アートコース在籍

個展
2021年6月29日‐7月2日「記憶が呼吸するとき」成安造形大学ライトギャラリー(滋賀)

グループ展
2020年9月1日‐6日「無色透明」同時代ギャラリー(京都)
2021年6月11日‐15日「shapeless」Gallery35 KYOTO-KAMANZA(京都)
2021年12月8日‐12日「saladbowl」堀川御池ギャラリー(京都)
2022年4月4日‐11日「SPRING展」Gallery SIACCA(東京)

ステートメント・PR

絵画の起源とは、大プリニウスによる「博物誌」(第35巻)が伝えているように、戦地に赴く恋人の影の輪郭をなぞったことだという神話が残っている。今回の作品はそんな「輪郭をなぞる」という絵画の根源的アプローチにより記憶の曖昧さを表現した。
過去に撮影された写真データの上にアクリル板をレイヤーとして重ね、対象(人物・もの)の輪郭を指でなぞり紡いでいる。対象と空間を輪郭の揺らぎで境界をなくし、時間・方向・距離によって永続的に曖昧に表情を変える作品には、鑑賞者によって新しいイメージを解釈することをきっかけをつくっている。また、なぞる(身体的触覚)ことで、対象に客体でありながらも主体的な関りをもって接しているそれは、他者の記憶(客体)だとしても鑑賞者自身(主体)の経験や知識、感情に揺さぶりをかけることを目指しすべての人に開かれた美術の在り方について問いたい。
予測不可能なVUCAと呼ばれる時代に絵画の根源的アプローチによりイメージの新しい解釈を示唆することで、あの日、あの時抱いた感情を鮮明に思い出せずとも、過去はわたしのなかに曖昧に溶けていき存在していることを考える。

実行委員コメント

撮影された写真データの上にアクリル板を重ね、輪郭を指でなぞっていくことできる作品、と解説があるのですが、これは木工用ボンドのようなメディウムのようなものなのでしょうか。もとにあるのは家族写真?その思い出を指で辿っているうちに全ての記憶が遠のいていくような感覚になる、といった解釈でいいのでしょうか。展示風景の写真を見ると、オブジェのようにも見えます。ステイトメントを繰り返し読みましたが、まだ掴みあぐねています。そこにこの作品や作者の意図する奥深さがあるのでしょう。インスタグラムではせっかくなので作品に関してキャプション的なものがあると鑑賞者の記憶に留まると思います。

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