TOON / 陶音

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  • 空間デザイン
  • レコメンド森下ひろき

ウェブサイト

https://www.toon-ceramic.com/

作品

CV

2005年 陶芸教室陶音/toon(トーオン)として誕生。
2014年 山田由起子と菊地幸未によって制作部門がスタートする。
2016年 タイルの制作を開始。
2018年 器の初個展。建物へのタイル施工を始める。
その後、毎年個展やワークショップを開催している。

タイル施工 / 建物
・2018年 大阪市内美容室[atomic]エントランス、大阪市中津[キタの北ナガヤshiten]エントランス
・2020年 個人宅エントランス、大阪市天王寺[スタンダードブックストア]キッチン、オーダータイル鏡各種
・2021年 個人宅洗面数箇所、西宮市雑貨喫茶店[ありまま]お手洗い、大阪府能勢町[TO GO BOOKS Nomadik] お手洗い大阪市中津[みそ汁食堂みそら]店内客席壁面、オーダータイル鏡各種
・2022年 箕面市飲食店[curry punk]カウンター

ステートメント・PR

陶芸の面白いところは、土や釉薬が独自の特徴をそれぞれ持っていること。
それによって組み合わせが無限に生まれ、いつまでたっても色や質感、形などの可能性が失われない。
私たちがつくるタイル一つ一つにも、それらの無限の可能性がちりばめられていて、
集合体としてモザイクタイルの姿になる以前にタイル一つ一つがすでにアートピースになっています。

白い色にもたくさんの白があるように、黒色にもたくさんの黒があるように、
言葉では分類できない表現が自然界の中にはたくさん存在しています。
土はもちろんだけど、釉薬もまた自然がルーツになっているものがほとんどで、
私たちもいまだに予期せぬ色に出会うことがあります。

そんな色とりどりのアートピースを、私たちはまた大きな一つの作品にしていく。
途方もない作業だけれども自然と没頭できるのは、手にするタイル一つ一つが
美しく、面白く、不思議な力を持っているからかもしれません。

私たちのタイルは、全て自分たちで手作業で作っています。
大きさやかたちは様々で、一つ一つ形を切り出しています。
フリーハンドで切り抜くかたちも多く、小指の先程の小さなものもあります。
それらを全部角を滑らかにするためにスポンジで拭き、一つ一つ釉薬につけ、並べて焼き上げます。
土の種類、釉薬の種類は多く、それらを掛け合わすと色味は絵の具を混ぜるように増えていきます。
また、タイル一粒一粒に模様を入れたり、釉薬を2色3色と重ねるごとに可能性は広がっていきます。
窯の中の微妙な温度の差でできる色の違い、結晶の粒、手製だから生まれる形の揺らぎや自由さ、
凸凹で生まれる陰影など、それらが集合体になった時のうごめくような景色に面白みを感じます。

施工時に使用する目地によってもがらっとイメージが変わるので、最近は目地材にも着目し始めていて、新たな可能性に興奮しています。

葉っぱやいろんな有機物のドットで出来ている自然の景色のように、壮大な壁画のようなものも作ってみたいし、タイルの特性を活かせる生活の場所で、新たな感覚のアートとしても提案してみたい。
かっこいいだけではなく、豊かで愛おしく感じられるような景色のある場所を作りたいと夢見ています。

審査員コメント(森下ひろきレコメンド)

それぞれ違っていて当然、その違いこそが個性であり可能性なんだと。タイル一つひとつの色、形、手触りなどすべて違っていて、それは人間の目の色や、身体、肌の色と同じこと。ぜひ、施工されたタイルを直接見て触りたいと思いました。

実行委員コメント

丁寧なステートメントは丁寧なものづくりの延長線上にあるのだと思いました。どのタイルも、どの工程も自分達の手指を使って行う途方もないクリエイション。一つひとつの色や形や釉薬と温度がエンカウンターするタイルは全てが1点ものですね。モザイクタイルのデザインはどういったものからインスピレーションを得るのかとても興味があります。説明会でも笑顔で参加してくださったTOONのお二人の人柄も作品に反映されていて、いつまでも眺めていたいと思いました。

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