作品



1986年 大阪生まれ
2009年 大阪デザイナー専門学校卒業
2016年より作家活動を開始
【個展】
2021 探しモノ探し(igu_m_art/大阪)
【グループ展】
2016 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2016 なのキャラ展(なのギャラリー/大阪)
2017 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2017 吉田杯(芝田町画廊/大阪)
2018 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2019 ARTる!(ギャラリーそら/大阪)
2019 海ヲ想フⅡ(Gallery&Cafe AQUA/和歌山)
2019 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2019 151人展(ギャラリーそら/大阪)
2020 からほり動物園(ギャラリーそら/大阪)
2020 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2021 NEXT展(igu_m_art/大阪)
2021 スクランブル展(ミレージャギャラリー/東京)
2021 海ヲ想フⅡ(Gallery&Cafe AQUA/和歌山)
2021 ヨリドリ+(イロリムラ/大阪)
2022 zihgazou2 (igu_m_art/大阪)
【Awards 】
2020 ヨリドリ+ igu m art賞
私の作品は「探しモノ」をテーマにしています。
昔から「自分探し」という言葉が不思議でした。今ここにいる自分をなぜ探すのだろうと思っていました。そして様々な人の「自分探し」を見たり聞いたりする内に感じた事は、本当に見つけたいものは「自分」ではなく別の何かではないかという事です。では別の何かとは何だろうか、なぜそれを見つけようとするのか、そんな疑問が湧き上がり「探しモノ」をテーマに制作するようになりました。
また「探しモノ」は誰もが共感できるテーマでもあると考えています。
「自分探し」はいつからか耳馴染みのある言葉になりましたが、その言葉が生まれる前から人はみんな何かを見つける為に生きているのではないでしょうか。仕事・趣味・暮らし・パートナー・感情・思考・幸せ・・・つまり生きている間はずっと探しモノをしているという事です。誰もが自分に合った何らかの答えが見つかると信じて、探し続けて生きているように思います。
私の作品は主役となるキャラクターがいる事と、数枚の絵で一つの世界を表現している事が特徴です。一枚ではなく複数の絵で表現しているのは、より奥行きのある世界観を作り出すため。キャラクターは、絵を見る人により感情移入して貰いやすくし、キャラクターと一緒に探しモノをしているような没入感が生まれるようにしています。また、絵のキャラクターが何を探しているのかはあえて明確にはしていません。絵を見た人に想像する余白を残して、自身の中で何かを見つけて頂けるようにと考えています。
私自身も制作を通して何を探そうとしているのか、実はまだ答えを見つけられていません。作品の作り手、受け手がお互いに様々な答えを交わすことで新しい発見があるのではないか、作品を作り続けたその先に何かが見つかるのではないか、そんな淡い期待を胸に作品を作り続けています。
やまさとさん、メタセコイアのポートフォリオレビューにご参加いただきありがとうございました。「探しもの」をテーマに描かれる深海の風景。深い青と黒を基調にした闇の中にぬっと浮かび上がる深海魚の世界が強烈な印象を与えてくれます。巨大な魚の海に落ちていく小さな人間のシルエットもいい。やまさとさんには、ぜひこの縦長の構成を使った絵本を作ってほしいものです。レビューをしていて特にいいと感じたのは、縦構図で見せることのできるインスタグラムです。こちらも皆さんに参考にしてほしいプレゼンテーションです。