作品



1987 大阪生まれ
2006 大阪府立港南造形高等学校 卒業
2010 神戸芸術工科大学 造形表現学科 卒業
高校大学は学科が素材で分けられてないので様々な表現技法を学びました。
兵庫県篠山の窯元にて手伝いののち神戸のNPO法人C.A.P.にてアトリエアーティストとして在籍。現在は自宅で制作をしてます。
受賞歴/主な展示
2010
神戸芸術工科大学卒展 学長賞・学生賞受賞
2012
25th anniversary exhibition - 神戸/C.A.P. studioY3
日本女性作家3人展 - フランス Vitré/Atelier Galerie
2013
木村のぞみ展 - 神戸/DELLA-PACE
木村のぞみ展 - 神戸/galleryゆめ
展示と公開制作 - フランス Vitré
トークショー - 神戸/C.A.P. studioY3
2014
不自由の相対性 - 京都/器館
片羽の鳥冠 - 神戸/galleryゆめ
木村のぞみ巡回展 - 大阪/tapie style
朝を望む - 西宮/galerie 6c
斜陽の、 - 神戸/DELLA-PACE
2015
木村のぞみ展 - 大阪/ギャラリー海野
2018
木村のぞみ展 - 熊本/Pivert
2021
個展 - 北京/Lt.gallery
他グループ展、ワークショップ多数
自由と束縛、個と群、星と種、歴史と自分など何かと何かの関係性についてそれぞれの立場で考えたり比較したり立ち位置を逆転させてみたりすることが好きです。最近は「『私(と何か)について考える時間』を共有するものとして、誰かのそばに存在したい作品」を意識してアイデアを考えています。ひとつで存在感を出すもの、群れで存在感を出すもの、いろいろな見せ方をして、その中からいろんなことに思いを巡らせる時間を見つけていただきたいと思っています。
私はアイデアを考える時、同時に素材選びをします。中でも陶土という素材は焼くと自然に戻れない特徴に人の身勝手な永遠を閉じ込めるようで素敵ですし、私の骨よりも長く世に残る素材というのが魅力的でよく使います。しかし同時に限りある資源を人だけが占有してるような罪悪感もあり自分の哲学をかたちにするためだけにそれを加速させたくない気持ちもあります。
だからなるべくどの素材を使うにしても大事に使うようにしています。
その試みとしてリサイクル素材から作られた銀粘土や牛乳パックなどでの制作もはじめました。私の試みの結果はまだ小さいですがどんな素材を使うにしてもそういう意識で作られた作品が人々の気持ちを潤わせるアートとして身近に増えていくのは現代的でもあると思いました。
制作意欲と環境維持を両立させることを考えながら新たなアイデアを思考し続けたいです。
とても静かな作品ながら、そこに込められた言葉がたくさんあるような作品だと感じました。インスタグラムに並んだ陶作品の美しい並びや、ホームページで語られている作品についての考え方など、テーマにも素材にも一つひとつ丁寧に取り組まれている方だなと思いました。リサイクル素材を使うことで、制作意欲と環境維持を両立させることを考えながら作品制作すると言う姿勢にも共感できます。