作品



高校生の時に国際的な環境で勉強したいと思い、立命館アジア太平洋大学国際経営学部国際経営学科に入学をしました。2018年大分県のカフェボアソルチで空間装飾の展示を行うなどして2年大学生活を過ごした後、自分のやりたいことや好きなことを考えたいと思い、大学を2年間休学しました。最初の1年間はアーティストのアシスタントや撮影に努めていましたが、自分のやりたいことは考えてもわからない結論に至り、気づいたら心の調子が悪くなり、何もできなくなってしまいました。コロナウイルス感染拡大もあり、自宅で療養をしている際に、私は眠っていた一眼レフカメラで何かできないか考え、一眼レフカメラで自撮りをはじめました。カラーのセロファン紙をレンズに重ねたり、自分に影を作るように当てたりする中で写真を通して見える世界に魅了されるようになりました。次第に元気が戻ってきて、改めて今後はどうするか考えた時がやってきました。やりたいことはわからないが、人の心に寄り添える人間に憧れを持ち、通っていた大学を中退し、大正大学心理社会学部臨床心理学科に編入をしました。大正大学在学中の2021年アカデミックコンテストの写真部門に応募し、大賞を受賞しました。現在、大学で臨床心理学を勉強する傍ら、自分はカメラマンとして、ヘアメイクさん、デザイナーさん、スタイリストさん、モデルさんなどと一緒に作品を作っています。
私が多重露光に魅了されたのは2021年の時でした。二つの写真が加工ではなく、自然に重なり合って写真として完成しているのを見て、非常に驚いたのと同時に自分も撮りたいと思うようになりました。自分が見るのものをそのまま写すのではなく、色や光を取り入れてくれる多重露光に可能性を感じて、そこから多重露光を沢山撮るようになりました。
多重露光で沢山撮るようになってからは、自身の中での以下のこだわりを持ちはじめました。ファンタジーな世界と現実の世界を共存させること。一見不思議に見えるけど、現実離れしすぎていないように心がけています。
印象に残る写真で素直に素敵だなと思いました。その後にYamadaさんの写真に至るジャーニーが書かれたステートメントを読んでから改めて作品を拝見したらそこには幾つもの世界がオーバーラップしている奥行きを感じました。ねっとりした発色が良い。ファッションやストリートなどカテゴライズせずにこれからも撮りたい一瞬やシーンの写真を撮り続けて表現し続けてください。まだまだYamadaさんの中でくすぶっているものがあるはず。多重露光については、エントリー作家のゴトウヨシタカさんとぜひ繋がってください。Gの欄で検索してみてくださいね。